地域社会とのパートナーシップ
クラブの会員は何に関心を抱いていますか?ロータリアン行動グループは、会員が自分の職業や関心に応じて参加できる、奉仕志向のグループです。同じ専門分野のロータリアンたちとともに、自分の経験とスキルを生かして地域社会や世界に貢献することができます。
ロータリー地域社会共同隊(RCC)を結成すれば、ロータリアンではない地元市民とともに地域の課題と解決策を考え、地域に密着した活動に取り組むことができます。
地元メディア(テレビ、ラジオ、ネット、印刷媒体など)は、報道できる情報やストーリーを常に探しています。クラブの活動やイベントの情報をメディアに伝えましょう。課題の取り組み、市民との協力、ユニークな奉仕活動など、メディアは社会的・人間的なストーリーを求めています。ブランドリソースセンターと「広報」のページをご参照ください。
ソーシャルメディアの活用
ソーシャルメディアが仕事の一部となっている今の時代、ウェブサイトだけでは十分ではありません。ネット上のクラブの「顔」となるソーシャルメディアは、入会候補者や市民社会のリーダーとつながるための重要な手段です。
ソーシャルメディアを始めるための3つのステップ
- ターゲットとする相手を理解する:誰に情報やメッセージを届けたいのか、相手の関心を引くコンテンツは何かを考えましょう。奉仕活動の写真やイベントの告知など、ソーシャルメディアをフル活用してください。グループやチャットで会員同士の連絡を行ったり、例会プログラムや卓話講師の告知に利用することもできます。
- 必要な労力を理解する:始める前に、誰がソーシャルメディアを担当するか、運営にどのくらいの時間がかかるのかを検討しましょう。
- まずは1つのプラットフォームで:フェイスブック、ツイッター、LINEなど、各ソーシャルメディアの特徴を調べ、最初はクラブに最もあったものを一つ選びましょう。ツールが多すぎて投稿や更新が滞ってしまうよりは、一つに絞って頻繁に投稿したほうが効果的です。
ソーシャルメディアのリソース
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ソーシャルメディアを活用しよう
ソーシャルメディアを最大活用したクラブの事例をご覧ください、
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フェイスブックでの存在感を高める
ソーシャルネットワークのロータリアン行動グループ委員長、メリッサ・ワードさんがクラブのフェイスブックで存在感を高める7つのステップを紹介してくれました。
ロータリーのソーシャルメディア
国際ロータリーのソーシャルメディアをフォローし、投稿をシェアしたり、情報入手にご利用ください。クラブのソーシャルメディア投稿のアイデアやインスピレーションを得ることもできます。
顔を合わせた交流:ネットワークの元祖
1905年の創設以来、世界中で交流の輪を広げてきたロータリーは、いわば「ネットワークの元祖」とも言えます。もちろん、インターネットを欠かすことはできませんが、直接会うことで、クラブでの体験を詳しく語ったり、活動の様子を直に見てもらうことができます。友人や同僚を例会や行事、交流会に招いたり、ほかの会員に紹介するなどして、クラブの楽しさを肌で感じてもらいましょう。
イベント・催しを計画しよう
イベントや催しは、地元で活躍する人との関係を築き、ロータリーとクラブの活動への理解を深めるチャンスです。ロータリーをより深く知ってもらうことで、活動への参加や入会に関心をもつ人が増えるでしょう。
イベントのアイデア
- 月1回のオープンハウス、奉仕活動、交流会など、市民も参加できるイベントを企画する。参加費は無料または極力少なくし、市民とロータリアンが自由に話し合える機会をつくることが肝心です。
- 商工会議所、青年会議所、事業者団体、地元NPO/NGOとの組んで、地域社会のニーズに取り組む奉仕活動を実施する(ホームレス支援、子ども支援など)。
- 若い社会人が地元の事業者や市民リーダーと交流できるネットワーク行事や夕食会を主催する。
行事計画の参考用に、ロータリーのブランドリソースセンターからダウンロードできる「イベント計画ガイド」をご利用ください。行事計画のチェックリストや参考資料が紹介されています。
奉仕を通じてつながる
今のリーダーに求められるのは、発想力と大胆さ。米国では、数名のロータリアンがミニバンで米西海岸の都市を回り、訪れる先々で奉仕プロジェクトを実施しました。このツアーがきっかけとなって、クラブを超えたロータリアンのネットワークが広がり、地元NPOとの協力も盛んになりました。ロータリーの価値観、活動分野、成果を各地で効果的に紹介できたそうです。詳しくはこちらの記事(英語)をお読みください。
多世代のつながりを通じて学びあう
若いリーダーを対象としたロータリーのプログラムでは、リーダーシップを発揮できるチャンス、国際交流、スキル研修や職業指導を通じて、若者のエンパワメントを推進しています。ロータリーの理念や活動に触れることのできるこれらのプログラムの恩恵を受けるのは、参加する若者だけではありません。この活動に携わるロータリー会員も、自分のスキルや関心を生かして地元の若い世代とつながり、新しい文化や考え方を学ぶことができるでしょう。
いつの日かクラブに入会してもらうために、青少年支援を通じて未来のロータリアンをどのように育て、関係を維持していくことができるでしょうか。
- ローターアクトで若い社会人の参加を推進する。就職指導や職業研修、ローターアクトとロータリークラブの二重会員の奨励、地域社会を基盤としたローターアクトクラブの結成、ローターアクトクラブとの合同奉仕活動など、ローターアクトとのつながりを通じて多世代のネットワークを広げることができます。
- 地元高校の関係者、保護者、教師、市民社会のリーダーと対話し、中学・高校生のための奉仕の機会を紹介しましょう。インターアクト では、ボランティア活動でリーダーシップを発揮することができます。
ローターアクターやインターアクターとの連絡・交流をかかさないことが重要です。関心をもったことに積極的に取り組んでもらい、リーダーシップを発揮する機会を設けましょう。