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カルガリーが待っている

熱心なロータリアンが、2025年国際大会のマジックを体験するための準備を進めています

文:

ロータリーの年間行事の中で最も大きなイベントまで、あと8カ月以上あります。しかし、ハリファックス・ハーバー・ロータリークラブ会員のルイーザ・ホーンさんと話をすると、すでに荷造りを済ませているかのように聞こえます。「カナダではビッグイベントが頻繁に開催されることはないので、ロータリーの国際性を身近に感じられる素晴らしい機会です」 

そのイベントとは、2025年ロータリー国際大会。来年の6月、7年ぶりにカナダで開催されます。会場はカルガリーで、ホーンさんは、ノバスコシア(カナダの東端に位置)からの長旅を楽しみにしています。「バスや地下鉄、列並んでいるときなど、街中いたるところで旧友に会ったり、新しい友人を作ったりできます。ロータリーのロゴを目にしますし、もちろん、まったく知らない人とも会話が始まります。会員は他人ではありません。まだ会ったことのない友人なんです。素晴らしい講演者から多くのことを学ぶこともできます。何より楽しいんです!」  

2025年のロータリー国際大会は見逃せません。12月15日までに登録して割引をご利用ください。

ホーンさんにとって一番の魅力は、世界中から会員が一堂に集まることです。「国際大会は、グローバルをローカルにするもの」と彼女は説明します。「世界中の国旗や人びとが集まり、素晴らしい雰囲気が生まれます。グローバルな団体であるロータリーでは、世界中で友情を育む機会があると言いますが、1万人を超える人びとが集まり、7~8カ国語が飛び交うセッションに身を置くまでは、それを真に理解することはできないでしょう」 

『Rotary Canada』誌編集部では、カナダ全国のロータリアンに話を伺いました。ケベックからブリティッシュコロンビアに至るまで、すべてのロータリアンがホーンさんと同じ熱意を抱いていました。みな声をそろえて、6月21~25日にカルガリーで開催される国際大会への参加をロータリアンとローターアクターに呼びかけています。「国際大会への参加を最優先するよう、カナダに住む人たちに強く勧めている」と話すのは、カルガリー・フィッシュクリーク・ロータリークラブの会員で、第5360地区(アルバータ州南部とサスカチュワン州南西部)の2024-25年度ガバナーを務めるクリスティーナ・ハッサンさんです。「私たちにとって、世界的に有名なカナダ西部のホスピタリティと、世界最大の屋外ショーであるカルガリー・スタンピードを紹介する絶好の機会となります。カルガリーで一堂に会し、世界とのつながりを深め、温かさを分かち合い、素晴らしい講演者やワークショップから学びましょう。カナディアン・ロータリーのマジックを体験してください!」 

カルガリーで最も高い建造物ではなくなったものの、今でもこの街を象徴するカルガリータワー

写真提供:Monika Lozinska

「ロータリーには魔法(マジック)があります。そして、カルガリー国際大会は、カナダのロータリークラブ会員にとって、その魔法を分かち合う素晴らしい機会となります」と、夫のクリス・オファーさんと同じくラドナー・ロータリークラブ会員であるペニー・オファーさんは付け加えます。「国際大会は、クラブをより強く、より大胆にする無限の機会をもたらします。新しいアイデアを見つけ、最善の実践方法を学び、従来のアイデアが新たに発展したものを目にし、プロジェクトの成果を分かち合うことができます。私は国際大会の分科会に参加したことがきっかけで、新会員のためのメンタリングプログラムをクラブで立ち上げました。また、友愛の家のブースでプロジェクトについて学んだおかげで、中国で口唇口蓋裂の子どもたちを支援する人道的プロジェクトに参加できました」

「カルガリー国際大会に参加する最大の理由は、長年培ってきた多くのロータリー仲間との再会です」とクリス・オファーさんは言います。「友愛の家で、カナダ全土、そして地球の裏側から来た友人と出会えるのは、ロータリーならではのマジックです。2025年国際大会のホスト国となるカナダのロータリー会員は、全員参加すべきです。全世界のロータリーの人たちに、カナダならではのホスピタリティを示すことができます」  

第5040地区(ブリティッシュコロンビア州)のパストガバナーで、トースィー・ファーストネーション(先住民族)のTl'esqox族の養子でもあるシャーリー・パット・ゲイルさんは、次のように話します。「来年の国際大会は、ロータリーファミリーがカナダ先住民との理解、関与、パートナーシップを深め、経験を共有し、つながりを築く機会となります。先住民の文化や功績を紹介し、ロータリーファミリーの支援、協力、行動によって成し遂げられた、あるいは成し遂げられつつある素晴らしい活動を強調する機会となります」  

「カルガリーは、カナダの多文化主義をアピールする絶好の機会となる」と、オンタリオ州のメティス族で、ウィンザーWIDEロータリークラブ会員のスザンヌ・グルエットさんは言います。グルエットさんは、ロータリアンが設立に携わったグループ、HIP(先住民の尊重[Honouring Indigenous Peoples])の理事会メンバーに新たに任命されました。「カルガリーは、ブラックフット族、メティス族、ナコダ族、ディネ族の故郷であり、この街には豊かな伝統と、ロータリーの世界観をさらに深める教えを授けることのできる長老たちがいます」   

カルガリーから車で90分の距離にあるバンフは、ロッキー山脈探訪の拠点として最適な魅力的な町

写真提供:Monika Lozinska

第5550地区のWorld Peace Partnersとして活躍するウィニペグ・ロータリークラブ会員、デビッド・ニューマンさんは、国際大会を「緊急のメッセージを伝え、受け入れる重要な機会」と捉えています。「カナダのロータリアンは、世界中のロータリー会員の民主主義を鼓舞し、団結させ、カナダで平和活動に取り組むよう動機づけることができます」とニューマンさん。「私たちの行動が模範となり、ほかの国のロータリアンが『積極的平和の推進者』となって、変化の担い手としてのロータリーを飛躍させることができるでしょう」  

DAIMとして知られるドイツ人アーティストによる95メートルの色鮮やかな壁画(世界一高い壁画として宣伝されている)は、カルガリータワーから1ブロック南の建物で見ることができます

写真提供:Monika Lozinska

ヴァレリー・ウェイファーさんにとって、カルガリー大会は「忘れられない数日間で、世界を巡る冒険」となります。オンタリオ州のバーリントン・レイクショア・ロータリークラブの会員で、ロータリーのDEI諮問委員長を務めるウェイファーさんは、大会について次のように説明します。「世界中の数千人のロータリー会員が肩を並べ、互いの経験を語り合い、地域社会を変えるアイデアについて意見を交わす姿を想像してみてください」   

「カナダの素晴らしさを世界に披露できるという点も忘れてはなりません。カルガリーでこの大規模なイベントを開催するということは、活気あふれる文化、素晴らしい景観、温かいもてなしの心を世界に紹介できるということです。楽しみと目的が完璧に融合したイベントであり、素晴らしい思い出を作り、生涯続くつながりを築き、カナダが住みやすく、奉仕するのに素晴らしい場所である理由を誇りを持って紹介できるチャンスです」   

最後に、クロード・マルテルさんの言葉に耳を傾けましょう。  

「会員であろうとクラブ役員であろうと、あるいはカナダの地区リーダーであろうと、国際大会はロータリーの素晴らしさと強さを思い出させてくれるでしょう」と、ケベック・ヴァルベレール・ロータリークラブの会員、マルテルさんは言います。 「感動的な講演、刺激的な分科会、興味深い出会いが皆さんを待っています。国際的な親睦を満喫できるでしょう。 ロータリー国際大会では、常に何かマジックのような発見があります。 2025年の国際大会に参加すれば、そこでの出会いに元気をもらえるでしょう。  

同じ地区の会員でも、ほかの地区の会員でも、満足感と充実感を得て、クラブで積極的に活動しながら帰路につけるでしょう。 カナダでロータリー国際大会を開催できることは、私たちにとって大きな名誉です。 この機会を逃さないでください。6月21~25日に皆さんにお会いできることを楽しみにしています」 

まさに要を得たコメント、これ以上の説明はいらないでしょう。カルガリーでお会いしましょう!

本稿は『Rotary Canada』誌(2024年10月号)の記事を翻訳したものです。


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