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米国のWHO脱退意向に関するロータリーの声明

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ロータリーは、世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)のパートナー団体である世界保健機関(WHO)から米国が脱退の移行を示しているという最近の発表を注視しています。ロータリーは引き続き、ポリオ根絶の使命に固い決意で臨んでいきます。GPEIの創設パートナー団体であるロータリーは、数十年にわたり、世界からポリオを根絶するためにGPEIのすべてパートナー団体および米国政府やほかの国の政府と緊密に協力してきました。この世界的な取り組みにより、1988年以来、ポリオによってまひを患う子どもの数は99.9%減少しました。また、すべての子どもに予防接種を行うために、長年にわたって何度も革新が重ねてられてきました。

今回の米国の決定は新たな課題をもたらしますが、予防可能なこの疾病からすべての子どもを守るために、私たちは今後も全力で取り組んでいきます。ロータリーは、GPEIが引き続き、適応と革新を通じて、米国をはじめ世界のすべての子ども、特に支援が最も行き届きにくい遠隔地の子どもにポリオの予防接種ができるよう、効果的な戦略を実施していくと確信しています。「ポリオのない世界」の実現にとって最も重要な決定は、日々、子どもを予防接種に連れていく親によって行われています。

ロータリーは、「ポリオのない世界」という約束を果たすために、引き続きGPEIのすべてのパートナー団体と協力することを決意しています。過去にも人類は天然痘を根絶しました。そして今、私たちは共に、ポリオを地球上で2番目に根絶されるヒト疾患とすることができます。

— 2025年1月22日