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国境を越えた経験を:ロータリーを通じた国際親善

私たちが親しんでいる「国際ロータリー」という名称は、創設期からの名称だったわけではありません。

シカゴで初のロータリークラブが創設されてから5年後の1910年、当時の既存のクラブ(すべてが米国)が結束し、「全米ロータリークラブ連合会」を発足させました。

1912年8月には、ロータリーは大西洋を越え、ロンドン・ロータリークラブが設立されました。この年の4月にカナダ・マニトバ州にウィニペグ・ロータリークラブが設立されたことでロータリーは国境を越えていましたが、ロンドン・ロータリークラブの設立は北米大陸以外での設立となったため、これが国際的組織としての第一歩となりました。

ロンドン・ロータリークラブの会員候補者は、米国のクラブのみで構成された連合会への入会と会費の支払いに疑問を呈しました。当時のチェスリー R. ペリー事務総長は、「名称の中にある『全米』という言葉を忘れてほしい」と提唱。ウィニペグやロンドンをはじめ、ほかの地域もロータリーに加わることになるならば、連合会の名称を「国際連合会」へと変更しなければならないと言及しました。

ペリーのこの言葉通り、ロンドンとウィニペグでのクラブ設立後、ロータリーの名称が「国際ロータリー連合会」へと変更されました。また、1922年のロータリー国際大会において、「国際ロータリー」という名称となり、グレートブリテンとアイルランドのロータリー創設が承認されました。また、現在も基本理念として維持されている「ロータリーの目的(旧「ロータリーの綱領」)」がロータリー定款に盛り込まれました。

  1. 米国以外で初めて行われた1921年の国際大会(スコットランド)

  2. 創設当時の組織規定文書

  3. 1936年8月号の雑誌に掲載されたコミック

過去100年の間、親睦と国際親善へのコミットメントと共に、国際ロータリーは発展を続けてきました。このコミットメントを実際に行動に移すいくつかのアイデアをご紹介します:

ロータリー親睦活動グループに参加する:自分の情熱と趣味の分野をより深く模索することができます。親睦活動グループのメンバーは、共通の関心を持って活動しており、クラブを越えた友情を築き、国際的ネットワークを広げ、よりグローバルな視点を培うことができます。詳しくは、こちらをご覧ください。

ロータリー友情交換に参加する:ほかの文化を学び、世界中に友人をつくることができます。こちらのマップから参加地区を探し、交換活動について連絡を取ってみましょう。

プロジェクトフェアに参加する:国際奉仕プロジェクトを実施したいクラブと、グローバルなパートナーと協力したいクラブをつなぐのがプロジェクトフェアです。プロジェクトフェアの大半が2~3日間の日程となっており、奉仕プロジェクトの実施地を訪問したり、地元の文化を体験する機会があります。ロータリーでの経験を向上させるプロジェクトフェアについて詳しくは、こちらをご覧ください。

国際共同委員会を生かす:国際共同委員会(ICC)は、異文化間の理解を促進します。ICCは、2カ国以上の国にあるロータリークラブや地区が平和の推進、親睦の促進、関係強化のために協力するネットワークです。詳しくは、こちら(英語)をご覧ください。