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ロータリーの歴史

『The Rotarian』誌

12ページの定期刊行物として誕生した『The Rotarian』は、発行部数が50万部を超える雑誌へと発展し、その後刊行された多くの地域雑誌にインスピレーションを与えてきました。

創刊号は、1911年1月に『The National Rotarian』として発行され、クラブのニュース、新しい加盟クラブの発表、ポール P. ハリスによるエッセイなどが掲載されました。ロータリー創設者ハリスは、ロータリークラブ創設の目的に触れ、もしロータリアン一人ひとりに「あなたが理解するロータリーの哲学とは?」と尋ねたらどんな答えが得られるだろうかと書いています。 

ハリスと事務局長チェスリー R. ペリーは、増え続けるロータリアンに情報を提供することを目的に雑誌を創刊し、ペリーが1928年まで初代編集長を務めました。

カナダと英国でのクラブ結成により、雑誌名を『The Rotarian』に変え、1912年9月号からこのタイトルで発行されています。

初期には、事業倫理、人格形成、会員増強などに重点を置いていました。著明な批評家や作家が寄稿し、人気アーティストや写真家の作品が表紙や記事を飾りました。

1940年代には、シャーウッド・アンダーソン、ウィンストン・チャーチル、トーマス・マン、H.G. ウェルズ、マハトマ K. ガンジー、ジョージ・バーナード・ショー、パール S. バック、J. エドガー・フーバーといったそうそうたる顔ぶれによる、戦争の影響に関する評論が数多く寄稿されました。こうした記事から選び抜かれたものが、3冊の小冊子として1942年から1947年に再出版されています。 

世界中でロータリークラブが結成されるようになり、各地域の視点を反映したニュースを掲載した地域雑誌も誕生。地域雑誌の第一号は、英国とアイルランドで1915年に創刊されました。 

ロータリーワールド・マガジンプレスは30を超えるロータリー地域雑誌を発行しており、世界のロータリアンの半数以上が『The Rotarian』の代わりに地域雑誌を購読しています。これらの雑誌は各地域のロータリアンにより独立して編集され、130カ国以上、20以上の言語で発行されています。

• 『The Rotarian』バックナンバーを参照・検索できます。