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2023-24年度 恒久基金の財務報告

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目次


ロータリー財団
恒久基金の投資
恒久基金の使用
投資の管理機構


特記されていない限り、本報告に含まれる数字は2024年6月30日現在の未監査の数字です。 金額はすべて米ドルです。

ロータリー財団

ロータリー財団の使命は、ロータリー会員が、人びとの健康状態を改善し、質の高い教育を提供し、環境保護に取り組み、貧困をなくすことを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすることです。100年以上前、ロータリアンは、後世にも末永く奉仕を続けていくために、ロータリー財団を設立しました。

そして今も、ロータリー財団へのご寄付は、世界中の地域社会に変化をもたらす奉仕プロジェクトに生かされています。ロータリーの慈善部門であるロータリー財団は、ロータリー会員の世界的ネットワークによって支えられています。会員は、自らの時間と専門知識を捧げ、大きなインパクトをもたらす持続可能なプロジェクトを実施し、地域社会が抱える重要な課題に取り組んでいます。ご寄付は堅実に管理されて効果的に活用されており、ロータリー財団は慈善団体の格付け機関によって高い評価を受けています。

恒久基金の概要

投資目的

ロータリー財団は、今日のプログラムの資金を確保すると同時に、将来のプログラムを支える投資収益を得るために、恒久基金の資産を投資しています。ロータリーの投資戦略は、長期的な年換投資収益を、物価上昇(インフレ)率と平均配分率または支出率の和と少なくとも同等に保つことを目指しています。これらの目標を達成できるよう、以下のように資産配分を行っています。

投資の管理

ロータリー財団管理委員会:投資方針(投資目的、資産配分戦略など)を定めます。

投資委員会:ロータリーの投資と投資方針の実施状況を監督し、投資成果の評価とモニタリングを行い、投資方針と資産配分戦略への変更について提案します。

投資部:恒久基金の日々の管理、および投資方針とガイドラインの実施と順守確認を行い、投資戦略や投資運用会社への資産配分の方法を決定します。

外部の投資運用会社:投資部により選任され、ロータリー財団に代わり資産を投資します。

投資実績

2023-24年度の恒久基金の投資収益率は+12%でした。2014-15年度以降の各会計年度の投資収益率は以下の通りです。この期間の年換算利回りは+6%でした。

恒久基金の使用

使用方針

ロータリー財団管理委員は、毎年恒久基金の支出率を設定します。各冠名基金の支出は、12月31日現在の市場価値と寄付の元本を比較して決定されます。

市場価値が寄付累積額の90%以上である冠名基金から生じた収益は、指定されたプログラムの資金に充てられます。基金の市場価値が累積寄付額の90%を下回った場合、基金の価値を高めるために先送りされます。この方針により、財団は、今日のプログラムを最大限に支援するとともに、未来のプログラムのために基金を成長させることができます。

使用可能な収益

毎年、恒久基金の投資収益から、プログラム費と運営費を賄うために資金が配分されます。2023-24年度の支出可能な投資収益は2,470万ドルで、そのうち1,920万ドルがプログラムに使用され、60万ドルが運営、230万ドルが寄付推進、260万ドルが一般管理費に充てられました。

投資の管理機構

2023-24年度ロータリー財団管理委員会

管理委員長

バリー・ラシン(バハマ)

管理委員長エレクト

マーク・ダニエル・マローニー(米国)

副管理委員長

バラート S. パンディア(インド)

管理委員

ホルヘ・アウフランク(グアテマラ)

マルセロ・ディミトリオ・ハイク(ブラジル)

マーサ・ピーク・ヘルマン(米国)

チュン-ウック・ヒャン(韓国)

ジェニファー・ジョーンズ(カナダ)

ホルガー・クナーク(ドイツ)

シュウ・ミン・リン(台湾)

ラリー・ランスフォード(米国)

ギータ マネク(ケニア)

アジズ・メモン(パキスタン)

三木 明(日本)

グレッグ・ポッド(米国)

カルロス・サンドバル・デルガド(メキシコ)

デニス J. ショア(オーストラリア)

事務総長

ジョン・ヒューコ(ウクライナ)

ロータリー財団2023-24年度投資委員会

委員長

グレッグ・ポッド(米国)

副委員長

ラリー・ランスフォード(米国)

委員

トーマス P. ダイネット(英国)

ジェイク・ダフィ(米国)

ガース・フリーセン(米国)

ロバート A. ケリー(米国)

ベンジャミン・リンフォード(米国)