ロータリーの歴史
切手が物語るロータリーの足跡
ロータリーの活動は、75年以上にわたり、世界各国で記念切手によって称えられてきました。
初めて登場した記念切手は、オーストリアのウィーンで開かれたRI国際大会を記念して1931年に重ね刷りされたもので、これは後に公式切手となりました。
以来、1940年のハバナ国際大会(キューバ)、1961年と1978年の東京国際大会、1981年のサンパウロ国際大会(ブラジル)、1987年のミュンヘン国際大会(ドイツ)など、数々の国際大会を記念して切手が発行されました。
1955年のロータリーの50周年記念のときには、27カ国が記念切手を発行しました。その多くにはなじみのロータリーのイメージが刷り込まれています。例えば、ギリシャでは、ロータリーの車輪に数字の50を組み込んだ切手が発行されました。ポール・ハリスの顔やその国の代表的な景色などもよく見られるデザインです。
ロータリーの75周年には、ベニン、キプロス、ジブチ、ドミニカ、ガーナ、イラン、その他各国が記念切手を発行しました。オランダ領アンティル諸島の郵便局では、特別な絵葉書や切手を何種類も発行した上、ロータリーの徽章の形をした消印をつくり75周年を祝いました。またモルディブでは、保健、飢餓救済および人間性尊重補助金をモチーフに、切手が発行されています。
2005年には、ロータリーの百周年を祝ってフランス、ガーナ、ペルー、トーゴで記念切手が発行されました。
記念切手には、各国のロータリーの記念日や、実施されたプロジェクトや人道的活動を称えて発行されたものもあります。1960年にボリビアで発行された切手は、ラパス・ロータリー・クラブが後援した小児科病院の建設を記念したもので、ロータリーの徽章が刷り込まれています。フィジーでは、同国がロータリー創立40周年を迎えた1976年に、救急車を購入するために募金活動を行ったクラブのプロジェクトを記念した切手が発行されました。
ロータリーの記念切手を収集しているロータリアンはたくさんいます。 1955年以来、ロータリー切手収集国際親睦グループ(International Fellowship of Rotary on Stamps)として知られるグループは、記念切手を収集し、ロータリーの切手に関する資料を調査しています。