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世界中で活躍する「行動人」

2025年3月

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米国

ウェリントン・ロータリークラブ(フロリダ州)では、寄贈食料を詰め込んだ重いバックパックを背負って走る軍隊式のレースを開催しました。このクラブの会員であるジョージ・キノシタさんによると、「退役軍事の日」である11月10日の週末、米陸軍と海兵隊からの参加者も含め100人以上がこのレースに参加。クラブは、重いバックパックを運ぶ軍事持久訓練をモデルにしてこのレースを企画しました。缶詰や感謝祭用の食べ物などの寄贈食糧を最低約3.6kg詰めるというルールでしたが、多くのランナーはその2倍近くをバックパックに詰めました。クラブはその後、地元で季節営業されているパントリーに食料を手渡しました。ウェリントン高校のインターアクトクラブもチャリティーラッフルを実施したほか、コース誘導係としてレースを手伝いました。

カナダ

オンタリオ州の14のロータリークラブが、ドミニカ共和国の少女たちのために再利用可能な月経ナプキンを縫うプロジェクトに参加しています。このプロジェクトは、ウィットビー・サンライズ・ロータリー・クラブ会員であるジャネット・ソースタインソンさんが主導しています。中でも最も多くのナプキンを縫っているのは、キャンベルフォード・ロータリー・クラブです。2023年9月に「ジャネットとの裁縫の夕べ」の活動が始まって以来、クラブ会員とその友人たちは、ソースタインソンさんが提供したミシンと生地を使って千枚以上のナプキンを作り上げました。毎回20人以上が参加します。キャンベルフォード・ロータリークラブの会員、ロブ・ポープさんは、「国際的なプロジェクトに多くの会員が参加できるという点がとても魅力的でした」と述べます。ソースタインソンさんもこれにうなずき、こう言います。「裁縫の夕べは親睦の機会となるだけでなく、ロータリーの話題を人びとに広げ、新会員の参加を引き付けます」

  • 6.70%

    2020年にフードパントリーを利用した米国の世帯の割合

  • 6.00億8,800万ドル

    2023年の家庭用ミシンの世界的な輸出額

南アフリカ

「どんな提案がクラブの受信箱に届くか分からない」。こう話すのは、ケープ・オブ・グッド・ホープ・ロータリークラブの元会長、ベブ・フリースリッチさんです。彼女とクラブは、ウガンダのロータリアンであるリチャード・カルンギさんから届いた一通のメールに注目しました。それは、自身の恋人であるバーバラ・ニャカトさんがケープタウンを観光している間に、サプライズで結婚のプロポーズをする手助けをしてほしいという、少々大胆なお願いでした。「愛する彼女にロマンチックなプロポーズをしようと思ったとき、ロータリーが自然に思い浮かびました」とカルンギさん。彼とニャカトさんは、ともにカンパラ・サウス・ロータリークラブの会員です。12月3日、フリースリッチさんはニャカトさんを「クラブの行事」だと偽ってフィッシュ・フックビーチに連れて行きました。「リチャードがそこにいることに驚き、彼女は喜びと愛情の涙を流しました」とフリースリッチさん。この企てのためにカルンギさんの買い物を手伝い、ディナーのレセプションとプロのカメラマンを手配し、宿泊場所も準備したフリースリッチさんは、「ロータリーがつまらないなんて誰が言えるでしょう」と言います。

ニュージーランド

ワイカト・サンライズ・ロータリークラブの会員たちは、毎年開催される熱気球フェスティバルのおかげで、募金やロータリー認知向上で大きな成果を上げています。2025年の「バルーンズ・オーバー・ワイカト」イベントは、3月18日から22日まで、クラブの地元であるハミルトンで開催される予定です。以前にこのイベントの運営を担当したクラブ会員のウィレミーン・ウェネケルスさんによると、約24の熱気球のほか、花火、音楽、遊園地のアトラクション、フードテントなどが登場します。ロータリアンたちは観客の案内役を務め、情報テントやVIPエリアのスタッフとしても活動します。また、グッズの販売や、来場者が中を歩けるように地面に固定された「通り抜け可能な熱気球」の運営も行います。2024年のイベントでは、クラブが集めた5,800ドルが、イベントに参加したもう一つの慈善団体である「トゥルー・カラーズ・チルドレンズ・ヘルス・トラスト」に寄付されました。

この記事は、Rotary 誌の2025年3月号に掲載されました

  • 12.00,874

    2023年に南アフリカを訪れたウガンダからの観光客

  • 1.00783年

    初の有人熱気球による飛行