2025-26年度国際ロータリー会長にブラジルのデ・カマルゴ氏が選ばれる
サントアンドレ・ロータリークラブ(ブラジル、サンパウロ)会員のマリオ・セザール・マルティンス・デ・カマルゴ氏が、会長指名委員会によって2025-26年度国際ロータリー会長に選出されました。対抗候補者がいない場合、9月15日に正式にノミニーとなります。
デ・カマルゴ氏は、トップダウンでロータリーの公共イメージを強化したいと考えています。
「今日のロータリーは、入会者と資金の面で競合相手が多く存在する」とデ・カマルゴ氏。 「特にいくつかのゾーンにおいてブランドを若返らせる必要があり、会長が世界中のロータリアンに向けて話せるように、コロナ禍で学んだ会議ツールを活用するべきです。また、政治、コミュニティ、ビジネスのリーダーとの長期的パートナーシップを確立する必要もあります。私たちの最大の資産である140万人のボランティアの存在をアピールしていきましょう」と述べます。
デ・カマルゴ氏は 任命とガバナンスのためのロータリーの手続きを改善したいとも考えています。
「ロータリーは、役職に任命する際のシステムをより透明性のあるものとし、明確な資格要件を設け、データに基づいて結果を評価するべきです」
デ・カマルゴ氏はGrafica Bandeirantesの元社長であり、ブラジルにおける印刷業界のコンサルタントを務めています。印刷とグラフィック業界の関連団体で会長や委員長を歴任し、これにはブラジル・グラフィック・テクノロジー協会やブラジル・グラフィック産業協会が含まれます。
所属ロータリークラブがスポンサーしている障害のある子どもたちのためのプロジェクト、Casa de Esperanca(希望の家)の理事も務めており、このプロジェクトで毎年、15万人の障害児を支援しています。
米国ならびにドイツに留学経験があり、EAESP-Fundação Getúlio Vargasからビジネス、 Faculdade de São Bernardo do Campoから法学の学位を取得。1974-75年度にロータリー青少年交換学生として米国ミネソタ州に留学し、以来このプログラムに積極的にかかわっています。
1980年にロータリー入会。1981年、24歳でクラブの青少年交換役員を務め、以来、国際ロータリー理事、ロータリー財団管理委員、RIラーニングファシリテーター、委員会委員と委員長、タスクフォースメンバーなどを歴任。妻デニースさんとともにメジャードナー、ロータリー財団ベネファクターとなっています。
デ・カマルゴ氏のロータリーでの目標をまとめたインタビューとビジョンの資料(英語のみ)もお読みいただけます。
2025-26年度国際ロータリー会長を選ぶ指名委員会のメンバーは次の通り:
Larry A. Lunsford(委員長、Kansas City-Plazaロータリークラブ、米国)、Mary Beth Growney Selene(幹事、Madison West Middletonロータリークラブ、米国)、Şafak Alpay(Istanbul-Sisliロータリークラブ、トルコ)、Ann-Britt Åsebol(Falun-Kopparvågenロータリークラブ、スウェーデン)、James Anthony Black(Dunoonロータリークラブ、スコットランド)、Basker Chockalingam( Karurロータリークラブ、インド)Celia Cruz de Giay(Arrecifesロータリークラブ、アルゼンチン)、Susan C. Howe(Space Center [Houston] ロータリークラブ、米国)、 黒田正宏(八戸南ロータリークラブ、日本)、Roger Lhors(Pont-Audemerロータリークラブ、フランス)、Frederick Hsiu-Ming Lin(Taipei Tungtehロータリークラブ、台湾)、Anne L. Matthews(Columbia Eastロータリークラブ、米国)、三木明(姫路ロータリークラブ、日本)、Eun-Soo Moon(Cheonan-Dosolロータリークラブ、韓国)、Ekkehart Pandel(Bückeburgロータリークラブ、ドイツ)、Sambasiva Rao Patibandla(Jubilee Hillsロータリークラブ、インド)、Steven Snyder(Auburnロータリークラブ、米国)
2023年8月7日