安全な水と衛生設備の利用は、すべての人がもつべき権利。なのに、汚染水で病気になる人や命を落とす人が後を絶ちません。未来を担うはずの子どもたちは、水汲みなどの労働によって学校に通えず、つらい境遇を強いられています。
私たちの活動は、井戸を掘るだけではありません。安全な水と衛生設備を提供した上で、衛生や伝染病予防に関する教育も行うことで、コミュニティ全体の生活を改善し、子どもの通学率を高めています。
ロータリーはこんな活動をしています
会員の世界的ネットワークを通じて、世界各地の人びとと協力して教員研修やカリキュラム作成を行うだけでなく、家庭と学校の水・衛生設備の改善を通じて、子ども(特に女子)への教育を改善しています。
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学校の子どもたちをもっと健康に
レバノンの全24クラブは、宗教、文化、政治的な垣根を超え、政府、World Vision、ユニセフ、赤十字とパートナーシップを構築し、国内すべての公立学校に安全な水を提供するプログラムを立案しました。
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地域社会のために
パプアニューギニアでは、ロータリークラブが地元の団体と協力し、4,000人の人たちが利用できる雨水貯水タンクと配水センターを設置しました。また、地元の女性や35校の学生に研修も提供しました。
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グアテマラの学校でのWASHプログラム
グアテマラのロータリークラブは、Escuintlaという町にある10校に通う1,793人の子どもたちのために、トイレ、手洗い場、貯水タンク、研修を提供しました。
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タンザニアでの水の供給
タンザニアでは、12のクラブが地元のパートナーと協力し、キゴゴ村の1,500人の住民のために、水の供給システムを設置しました。また、システムの維持方法と衛生教育を地元住民に提供しました。
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フィリピンでのトイレの設置
フィリピンでは、ロータリークラブとパートナー団体が、222のトイレ、6つの雨水集水機、7つの公衆手洗い場、20のバイオ・サンド・フィルターを設置しました。このプロジェクトによって、1,000人以上の人たちがトイレ施設を利用できるようになったほか、約600人に安全な水を常時届けられるようになりました。
きれいな水の力
ロータリー財団は、地元や海外でのプロジェクトや活動のための補助金を提供することで、世界に変化をもたらしています。
ロータリーとUSAIDパートナーシップ:ロータリーは米国国際開発庁(USAID)と提携して、ガーナ、マダガスカル、ウガンダで水と衛生設備を慶全する持続可能な長期的プロジェクトを実施しています。
「学校でのWASHターゲット・チャレンジ」:ロータリーは、水、衛生設備、教育に関する持続可能なプロジェクトを、ベリーズ、グアテマラ、ホンジュラス、インド、ケニアの5カ国で立ち上げるよう会員に呼びかけています。
WASHプロジェクト:ロータリー財団は2013年から、100カ国余りで実施されている1,000件以上のWASHプロジェクトに投資しています。財団からの補助金やロータリークラブの募金活動で得た資金を元に、ロータリー会員が浄水、衛生教育、仮設トイレの建設、廃棄物管理を支援しています。
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24.00ドル
一人に安全な水を提供するのに必要なコスト
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110.00校
ロータリーとUSAIDパートナーシップにより、質の高い衛生設備が利用できるようになったガーナの学校
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2030.00年
安全な水と衛生設備をすべての人が利用できるよう、ロータリーが掲げる目標年
水と衛生を改善するロータリーの取り組みを世界に広げるために
すべての人がきれいな水を利用できるようにするために、あなたにもできることがあります