ロータリー国際大会は、世界各地から会員が集まり、ロータリーの強さの核心である国際的な多様性を実感できるイベントです。対面式の国際大会が開催される今年、大会への期待感と祝賀ムードが一段と高まっています。
新型コロナウイルスの影響による2回のバーチャル国際大会を経た今、世界中のロータリー会員が6月4日から8日にかけてヒューストン(米国テキサス州)に再び集結します。今大会は、バーチャル形式と対面式の両方を組み合わせた初の大会となります。
ヒューストンでの大会は3回目となり、最初は1914年、2回目は1972年に開催されました。
本会議で新たな地平線を見出すことを呼びかけるシェカール・メータRI会長は次のように話します。「魅力的な講演者のラインナップが用意されており、『奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために』のテーマを実践するためのさまざまな方法を学ぶことができます」
また、メータ会長は、「友愛の家」を訪れて、大きなインパクトをもたらすために役立つリソースを見つけることを奨励しています。
行動を起こす人たちであるロータリー会員が奉仕について話し合い、専門家から学び、著名な講演者からインスピレーションを受け、交流を深める大会会場は、いわば「文化のモザイク画」。多様性と活気に満ちた場となります。
参加者は、ポリオ根絶、平和推進、汚染への対応、難民支援、疾病予防、識字率向上といった世界的な課題について、重要な話し合いを行います。
今年の国際大会も、人びとの結束を強め、ロータリーをさらに強化することでしょう。
国際大会の見どころ
世界トップクラスの優れた講演者:
- チャーリー・デューク(アポロ計画の宇宙飛行士)
- オリオン・ジーン(2021年『TIME』誌のボーイ・オブ・ザ・イヤー、Race to Kindness創設者)
- ハミド・ジャファリ博士(WHO東地中海地域ポリオ根絶責任者)
- ジンジャー・シャンカール(映画監督、音楽家、活動家)
- アンビタ・ナディン・シレガー(Generation Girl創設者)
直接参加できない方もバーチャル国際大会に参加でき、ライブ配信される本会議や一部の分科会、バーチャル「友愛の家」などに参加できます。今回は、国際大会アプリを用いた以前の経験や過去2年間のバーチャル行事で学んだことを生かして、人びとがつながりを促進するハイブリッド体験を提供します。大会からの録画は、8月31日までご視聴いただけます。
6月3~4日に開催される「ロータリー会長主催会議 in ヒューストン:平和のために奉仕する」は、より平和な社会を実現するための活動に焦点を当てます。今年度、世界各地で開催されている七つの会長主催会議の最後を飾るこの会議で、平和構築のためのロータリーのネットワークが強化されます。
「友愛の家」は、旧友や新しい友との出会いが生まれる場所です。互いに学び、アイデアを共有し、永続的な変化を起こし続けるためのインスピレーションを分かち合います。
ヒューストンでは、地元クラブが主催するイベントを楽しんだり、地元の文化を楽しんだり、会員が世界中でどのように有意義な変化を起こしているかを学ぶことができます。
また、対面式の出席者は「Footprint」アプリをダウンロードし、ホスト組織委員会のプロジェクトを通じて二酸化炭素排出量を削減する活動を記録し、ロータリーの最新の重点分野である「環境」に貢献することもできます。
2023年国際大会のブースでは、メルボルン国際大会に特別割引料金で登録できるほか、宿泊施設を予約したり、特別行事のチケットを購入したりできます。メルボルンの魅力を知り、メルボルンの地元会員との交流をお楽しみください。