写真は世界共通語:2022年『Rotary』誌写真コンテスト
『Rotary』誌が毎年実施する写真コンテストでは、世界中のロータリー会員が撮影した写真の中から、最も優れた1枚が選ばれます。
世界140万人のロータリー会員を結びつけるビジョンは「超我の奉仕」。一方で、翻訳や通訳なしでこのビジョンを表現できる共通語となるのが写真です。以下にご紹介する写真は、地理や文化の壁を超えて、広大なロータリー世界の一角に生きる人たちのストーリーを見事にとらえています。これらの写真には、見る人を楽しませるだけでなく、教え、感動させるものがあります。
『Rotary』誌の本号では、多くのページを割いて写真コンテストの入賞作品を紹介しています。
今年のコンテストには、世界中のロータリーファミリーから600点以上の応募がありました。審査の際にまず確認するのは、写真を美しく印刷するための技術的仕様が満たされているか、被写体からの同意が得られているか、という点です。審査員の一人である国際ロータリービジュアルメディア担当スタッフ、レベッカ・ローリーは次のように話します。「ロータリーでは被写体の方々に許諾書にサインしてもらっています。すべてのアマチュアカメラマンが許諾書のフォームを印刷していつも持ち歩いているわけではないと思いますが、知らない人の写真を撮影するなら相手からの承諾を得ることが何よりも大切です」
これらの要件を満たす写真は、さらに色、構図、テーマといった写真の「美しさの要素」が審査されます。
今年の入賞作品は、さまざまなテーマと地域を表しています。マニラ(フィリピン)の貧困地域で遊ぶ子どもたちのシルエット、ベトナムの古都フェで線香を赤く染める職人、川に漁網を投げ入れるベナンの漁師、雪深いエベレストのベースキャンプに浮かび上がる数々のテントなど、どれもが多様で豊かであり、地球とそこに住む人びとの素朴な姿をとらえています。日常生活の中にある美をレンズを通じて見ることのできる撮影者たちの感性も際立っています。
これらの写真は、私たちが世界を見る「目」となってくれるのです。
最優秀作品
撮影者: Heinz-Gerd Dreehsen
Oberhausenロータリークラブ(ドイツ)
最優秀作品: 世界を変える行動人
撮影者: Derrick Kabuye
Kampala SouthローターアクトクラブとChicago Citywide Serviceロータリークラブ
優秀作品
あなたの1枚をお寄せください
次回のロータリー写真コンテストへの応募は10月1日~12月15日です。