RI会長と財団委員長からのポリオ撲滅に関する共同メッセージ
国際ロータリー・ニュース:2009年1月21日
朋友ロータリアンの皆さま
ロータリーにとって歴史に残る日が再びやってまいりました。私たちは、本日、米国カリフォルニア州、サンディエゴで開催中のロータリー国際協議会において、慈善家ビル・ゲイツ・ジュニア氏をお迎えするという栄誉に浴しました。
ゲイツ氏は、2009-10年度地区ガバナー・エレクトを前に講演し、ポリオ撲滅に向けた資金投入における国際ロータリーとビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団との協力が成果を挙げていることに称賛の意を述べました。2007年11月にゲイツ財団から贈られた補助金1億米ドルに対しては、これに上乗せするために、ロータリアンから既に6,000万ドル以上の支援が寄せられています。
ロータリーがこのように募金活動で素晴らしい成果を挙げ、ポリオ撲滅のためにひたむきな努力を続けていることを高く評価したビル・ゲイツ氏は、ゲイツ財団が補助金2億5,500万ドルを追加し、前回と合わせて3億5,500万ドルをロータリーに贈ることを発表しました。この増額に応えるため、ロータリーもまた、2012年6月30日までにさらに1億ドルを追加で上乗せすることを承諾し、これによって、ロータリーとゲイツ財団による共同での資金投入額は、合計5億5,500万ドルに上ることとなりました。
この5億5,500万米ドルの資金は全額、ポリオ感染国における世界ポリオ撲滅推進計画の予防接種活動の支援に充てられます。世界ポリオ撲滅推進計画は、ロータリー、世界保健機関、米国疾病対策センター、ユニセフの主導の下に実施されています。
さらに本日、もう一つの嬉しいニュースがありました。世界ポリオ撲滅推進計画に対し、英国国際開発省が1億ポンド(1億5,000万米ドル相当)の寄付を誓約したのに加え、ドイツ政府も1億ユーロ(1億3,000万ドル相当)を寄付することを発表したのです。両国からの寄付は、ゲイツ財団補助金を受けてロータリーが募金する金額には算入されず、別個に扱われることになります。
子供たちにとって最も感染の危険性が高いポリオ(小児麻痺)を世界から完全に葬り去るには、資金の投入が是が非でも必要です。世界ポリオ撲滅推進計画は、過去20年間にポリオの感染者数を99%も減らしたものの、野生型ポリオウィルスは、現在もアフガニスタン、インド、ナイジェリア、パキスタンの4カ国に根強く残っているほか、これらの国から流入したウィルスによってほかの発展途上国でも感染者が出ています。
この活動には、皆さまからの引き続きのご支援が極めて重要です。国際ロータリー理事会とロータリー財団管理委員会は、ポリオ・プラス・プログラムを何としても成功させるべく、上乗せ寄付を条件とする今回のゲイツ財団の補助金の申し出を受け入れることに、全会一致で同意しました。ロータリーとゲイツ財団は、今回の資金提携が世界のほかの国や団体にとって模範となることを願っています。このような素晴らしい協力が、ポリオのない世界という夢をかなえるために、人々や他団体からさらなる寄付をもたらす推進剤となるものと、私たちは確信しております。
1985年にロータリーがポリオ撲滅活動に乗り出したとき、私たちは、すべての子供たちに「ポリオのない世界」を約束しました。その実現まで、あともう一息です。ロータリーとゲイツ財団による今回の資金提携によって、活動が飛躍的に前進し、目標の達成にさらに近づくことができるでしょう。成功は、実行を伴ってはじめて実現するものです。今こそ、私たちが一体となってポリオの撲滅を完遂しようではありませんか。詳細はwww.rotary.orgをご参照いただければ幸いです。
李 東建
2008-09年度国際ロータリー会長
ジョナサン・マジィアベ
2008-09年度ロータリー財団管理委員長