RI理事会の決定事項の抄録
2011年5月理事会抄録
2010-11年度RI理事会は、5月12~18日まで米国イリノイ州エバンストンで第4回・最終会合を開きました。また、2011-12年度RI理事会は、5月27日に米国ルイジアナ州バトンルージュで第1回会合を開きました。これらの会合で理事会は、12の委員会からの報告を審議し、108件の決定を行いました。
クラブと地区に関する事項
理事会は、地区編成に関する多くの項目を検討し、以下を含め、いくつかの地区を合併または分割することを決定しました。
2012年7月1日より有効:
- 第2030地区(イタリア)は、新しい地区、第2031地区と第2032地区に再編成されます。
- 第3400地区(インドネシア)は、新しい地区、第3410地区と第3420地区に再編成されます。
- 第4320地区、第4340地区、第4350地区、第4360地区(チリ)は、新しい地区、第4325地区、第4345地区、第4355地区に再編成されます。
- 第5190地区、第5260地区、第5280地区、第5300地区(米国)は、新しい地区、第5190地区、第5280地区、第5300地区に再編成されます。
- 第7350地区、第7370地区(米国)は、新しい地区、第7360地区に再編成されます。
2013年7月1日より有効:
- 第3280地区(バングラデシュ)は、新しい地区、第3281と第3282地区に再編成されます。
- 第7250地区と第7260地区(米国)は、新しい地区、第7255地区(米国)に再編成されます。
- 第9200地区(エリトリア、エチオピア、ケニア、タンザニア、ウガンダ)は、新しい地区、第9211地区と第9212地区に再編成されます。
- 第9680地区と第9690地区と第9750地区(オーストラリア)は、新しい地区、第9675地区と第9685地区に再編成されます。
2014年7月1日より有効:
- 第3660地区(韓国)は、新しい地区、第3661地区と第3662地区に再編成されます。
理事会は、独特な要因(地理的、言語的、文化的、経済的、社会的、政治的、その他)によって会員増強の課題に直面している地区に追加支援を提供する権限を事務総長に与えるという、新たな方針を設定しました。この「追加支援」により、理事会は、RI細則に規定された最低クラブ数または最低会員数に満たない地区も、設立または維持できるようになります。この追加支援は、最長で3年間までとなります。
「理事会への建議案(memorial to the Board)」(管理運営上の決定を理事会に要請する案件)という用語がロータリアンの間でよく理解されていないことを受け、理事会は、この手続の名称を「理事会への請願(petitions to the Board)」に変更し、規定審議会への決議案として提出する代わりに、事務総長に請願として提出するよう、クラブと地区に奨励しました。事務局がこのような請願を受理した後、次回の理事会会合で検討が行われることになります。
RIの管理運営と財務に関する事項
RI新事務総長への引継ぎプロセスの一環として、理事会は、エド・フタ事務総長と協議の上、副事務総長の役職を創設することを承認し、RI財務部ゼネラル・マネジャーのピーター・デバージュ(Peter DeBerge)を本職に選出しました。この役職は2011年7月1日より正式に有効となります。
RI公共イメージ向上におけるロータリー・クラブと地区の取り組みを助長するため、理事会は、ロータリー標章に関する理事会の方針を修正しました。この修正は、クラブと地区が地域社会プロジェクトの名称を決める際に、(クラブ名や地区番号などの)識別語句を加えずに「ロータリー」という名称を使用することを認めるものです。このようなプロジェクトの提唱者は、事務総長に申請書を提出した上で、RIとのライセンス契約を結ばなければなりません。
国際ロータリーの一般剰余金が過去3年間に目標額を上回ったことを受け、理事会は、RI細則および全理事の4分の3の同意により、2011-12年度に、地区が利用できる追加広報補助金、大規模なブランディング、コミュニケーション、ソーシャル・ネットワーキングでの取り組みのために、一般剰余金から最高3,500,000米ドルまでの支出を承認しました。
理事会は、2011年9月に会合を開くRI理事指名委員会の日程と場所を指定しました。これらの委員会により指名された人物は、2012年RI国際大会(バンコク)で正式に理事ノミニーとして選ばれます。今年度は、第1、5、9、14、23、25、28、31ゾーンから選ばれます。
RIプログラム、コミュニケーション、賞・表彰に関する事項
理事会は、ポリオ撲滅におけるRIの役割に焦点を当てた包括的な広報戦略を今後3年間に実施するため、200万米ドルを配分しました。
理事会は、多地区合同管理グループに関する方針を廃止しました。各グループは今後も引き続き地区を管理できますが、グループの認証の有効期限が切れ次第、ロータリー組織としてみなされなくなり、名称の変更とロータリー標章の使用中止が求められることになります。
理事会は、ロータリー地域社会共同隊プログラムに活気を与え、現代のロータリー・クラブにとっての重要性を保つために、ロータリー地域社会共同隊の目的、目標、指針、細則に変更を加えました。
ロータリアン同士のコミュニケーションとネットワークづくりをさらに促進する方法を検討するため、理事会は、オンラインの「ロータリー・ソーシャル・ネットワーク」のコンセプトを調査、開発するソーシャル・ネットワーク委員会を任命することに同意しました。
理事会は、以下の通り、職業奉仕に関する重要なメッセージを作成しました。
ロータリアン、クラブ、地区は、職業奉仕を支えるにあたり、以下の方策を実施すべきである。
- 職業や職業分類の重要性を、新会員の勧誘や入会の際にさらに強調する。
- クラブの諸活動で職業を強調する方法を特定する。
- クラブと地区レベルで、ロータリアンによる高潔性のあるビジネス・ネットワークを築き上げる。
- 高潔性のあるビジネス・ネットワークを駆使して、新世代を惹き付け、個人指導を提供する。
- 「四つのテスト」と「ロータリアン職業宣言」の間のつながり、およびロータリーの価値観におけるこれらの重要性を強調する。
国際会議に関する事項
Eラーニング、ウェビナー、その他のオンライン協力ツールの活用が効率改善とガバナー・エレクトの研修費削減につながることを認識した理事会は、2013年より国際協議会の会期を1日短縮することに同意しました。
2011年1月理事会会合のハイライト
2010-11年度RI理事会は、去る1月23~28日に米国カリフォルニア州サンディエゴで第3回目の会合を開き、12の委員会からの報告を検討し、62件の決定を下しました。
クラブと地区に関する事項
理事会は、第9100地区(西アフリカの14諸国)にあるクラブを、2013年7月1日をもって、第9101地区と第9102地区という二つの新たな地区に分割しました。
RI運営管理および財務に関する事項
新RI事務総長の人材サーチを終えた理事会は、弁護士で元米国政府官僚であるジョン・ヒューコ氏を2011年7月1日付けの3年任期で選出しました。新事務総長に関し、 www.rotay.org に詳しい情報が掲載されています。
理事会はまた、2011年7月1日から4年の任期を務めるロータリー財団管理委員に、アントニオ・アラジェ氏、謝三連(ジャクソン・シェ)氏、ジョン・ケニー氏、イアンH.S.リズリー氏の4人を選出しました。
RIと財団の財務上の関係を討論する中で理事会は、広報、放送メディア、国際協議会関連のすべての財団経費のRIへの支払いを、2011-12年度から廃止することを決定しました。この結果、RIは予算均衡のため、2011-12年度の支出を前年度比で260万ドル削減しなければならないことになります。
RIプログラム、コミュニケーション、 褒賞に関する事項
理事会は、各RI支援グループを将来廃止することを決めました。現在のロータリー公共イメージ支援グループは、新たな41人のロータリー公共イメージ・コーディネーター(RPIC)の役割に移行されることになります。RPICはロータリー・コーディネーター(RC)やロータリー財団地域コーディネーター(RRFC)と同じ各地域を担当し、RIの公共イメージおよび認知度向上の取り組みが、結束して、かつ地域別に行われるよう支援することを主な任務とするものです。
理事会はまた、各ローターアクト・クラブ会長が、毎ロータリー年度の9月30日および3月31日までに、最新の会員リストをRIのオンラインツール「会員アクセス」を通じてRIに提出すること、さらにそのリストには、各ローターアクターの氏名、Eメールアドレス、性別を記載することを義務付けるよう決定しました。2年間このような会員情報の更新を怠ったローターアクト・クラブは、終結されます。またこれからは、ローターアクト・クラブを提唱しているロータリー・クラブが、会員のロータリアンを各ローターアクターのメンター(顧問)に任命することが奨励されます。
さらに理事会は、Food Plant Solutions Rotarian Action Group(食用植物栽培推進RAG)およびRotarians’ International Fellowship of Authors and Writers(ロータリアン国際著作家親睦会)の二つのロータリアン行動グループを認証しました。
国際会議
理事会は、国際大会本体には登録せずに、大会前会議のみに会場で登録できる制度を2012年バンコク国際大会から始めることを決めました。この制度は、一年ごとに見直しが行われることになります。
2010年11月のの理事会会合の抄録
2010-11年度RI理事会の第2回会合が、2010年10月30日から11月6日まで、米国イリノイ州エバンストンにて開かれました。この会合において、理事会は、14の委員会報告を検討し、また84件の決定を記録しました。
クラブと地区に関する事項
理事会は、
- RIの会員増強を目的とした3つの新しい試験的プログラムを創設しました。「準会員試験的プログラム」は、入会希望者がクラブと会員、プログラム、プロジェクトについて知るために、正会員となるまでの一定期間、準会員となることを認めるものです。「法人会員試験的プログラム」は、クラブの所在地域にある法人や会社が、会員となることを認めるものです。「革新性と柔軟性のあるクラブ試験的プログラム」は、クラブ会員と地域のニーズにふさわしいクラブ運営方法を、クラブが独自に決定することを認めるものです。これらの試験的プログラムは、2011年7月1日から2014年6月30日まで実施されます。理事会はさらに、「衛星クラブ試験的プログラム」を創設しました。このプログラムは、クラブが、週に複数回の例会を、異なる場所、曜日、時間に行うことを認めるものです。
- 大規模な地区を2~3地区に分割するよう奨励し、所定の期日までに必要最低会員数・クラブ数に満たない小規模な地区を合併することによって、地区会員数のバランスを計るための決定を下しました。最終的には、クラブ数が33を下回り、会員数が1,200人に満たない地区、およびクラブ数が100を上回り、会員数が4,000人を超える地区をなくすことを目標としています。理事会は、地区指導者がRI理事会とロータリー・コーディネーターと協力し、この地区再編成の目的に向けて取り組んでいくよう奨励しました。
- 理事会による事前の承認がなくても、合同地区大会を開催できることを決定しました。また、国際大会の前後8日以内に地区大会を開催できないという制約が削除されました。ただし、国際大会と同じ日程に地区大会を行うことはできません。
RI管理運営および財務に関する事項
理事会は、
- RI長期計画に関する話し合いの末、2011年1月の理事会会合で、2013年規定審議会に提出する可能性のある立法案を検討することに同意しました。この立法案は、長年採用され続けていたクラブ例会の要件と会員資格を修正することを目的とするものです。また、理事会は、RIプログラムを「リソースとサポート」のモデルへと移行させることに同意しました。この移行は、クラブと地区の奉仕プロジェクトをより良く支援することを目的としています。RIの公共イメージと認知度を向上させる取り組みの一環として、理事会は、2011-12年度から、広報補助金の年次予算を、200万ドルから400万ドルに引き上げることに同意しました。また、RI長期計画に修正を加え、「ビジョン声明」の代わりに、以下の「ロータリーの本質」を採用しました。
「ロータリーの本質: 地域の人々の生活を改善したいという情熱を社会事業に注いでいる、献身的な人々の世界的ネットワーク 」
- ロータリー・コーディネーターが、1)2010-13年度RI長期計画の目標と目的を達成する上で重要な役割を果たすこと、2)地区ガバナーを支援する人材であり、クラブや地区の監督者または管理者ではないこと、3)各地区のクラブと直接協力する場合はガバナーからの承認を得ることを、改めて強調しました。ロータリー・コーディネーターは、ロータリー財団地域コーディネーターと同じ地位および席次となり、両者は同等な立場で協力し合うことになります。
- 11月会合における監査委員会による検討と提案に基づき、2009-10年度のRI財務諸表と財務報告を承認しました。結果は、年次報告書の中で公表されます。
R Iプログラム、コミュニケーション、褒賞に関する事項
理事会は、
- ロータリーの2億ドルのチャレンジに関する中間報告書を受理しました。これには、2010年10月22日現在、149,222,000 米ドルが寄せられていることが報告しました。
- 北米のロータリアンに「ザ・ロータリアン」誌の電子版と印刷版のいずれかを選ぶことを認めるという4月の規定審議会決定を拡大し、「ザ・ロータリアン」誌の北米以外の全購読者にこの選択肢を与えることに同意しました。さらに、資格あるロータリアンからの合同購読の申込みを直ちに処理するよう、事務総長に要請しました(従って、2011年7月1日までに処理を終えるという2010年6月の理事会決定は、取り消されました)。
- ロータリアン行動グループの目的、統括、管理運営、ロータリー標章の使用、募金、会費徴収について明確に説明した新しい指針を承認しました。
- 2011年6月30日までの任期を務める青少年委員会を任命することに同意しました。
- 経費削減のため、2011年6月30日より、国際大会と付随して国際RYLA大会を開催することを廃止しました。
- 発展途上国の若者にも青少年交換に参加する機会を提供するため、学生を派遣するだけの参加地区も認定資格を得るよう奨励するとともに、可能であれば、発展途上国からの学生の交換の費用を経済的に支援するよう、地区に検討を求めました。学生の旅行保険についての話し合いの中で、理事会は、共通の旅行保険プログラム(RIによる費用の負担なし)を設定し、任意で加入するよう地区に奨励しました。
- 「イタリア文化愛好家のロータリアン親睦活動グループ」を承認しました。
- 2010-11年度国際ロータリー超我の奉仕賞の受賞者132人を選出しました。本賞は、これまで顕彰されることのなかったロータリアンによる継続した模範的な人道的奉仕活動を表彰するものです。受賞者の氏名は、ロータリー年度末に発表されます。
- ロータリーの可視性と公共イメージを高めるため、理事会は、広報を目的とした2011-12年度予算を最高100万ドルとすることに同意しました。
国際会議
理事会は、バンコク(タイ)で2012年5月6~9日に開かれるRI国際大会のホスト地区、第3330地区、第3340地区、第3350地区、第3360地区からの提案書を受理しました。
2010年7月の理事会会合の抄録
2010-11年度RI理事会は、2010年6月25日と26日、カナダ、モントリオールにて第1回会合を開きました。
クラブと地区に関する事項
多地区合同PETSへの参加を奨励するため、理事会は、過去5年間にそのようなセミナーに出席していない地区が、(方針に定められているように)地区内クラブの3分の2の同意を得ずとも、1年だけ多地区合同PETSを開始したり、既存の多地区合同PETSに参加できることを認めました。ただし、このような多地区合同PETSの計画の責任者となる次期ガバナー全員が同意した場合に限ります。
理事会は、地区選挙においてクラブが有する票数に関する方針に変更を加え、ガバナーが、地区内のクラブに対し、投票の少なくとも15日前までにクラブが有する票数について通知することを義務づけました。
地区内クラブの管理と事務におけるガバナーの責務が多大であることを認識し、理事会は、RIからの経費が認められる項目の対象を広げました。詳細は、Eメールで現ガバナーに通知されます。
RI管理運営および財務に関する事項
理事会は、2010-11年度RI副会長としてトーマス M. ソーフィンソン氏を、2010-11年度財務長としてK. R. ラビンドラン氏を任命したほか、ジョン・ブラウント氏を執行委員会委員長として選出しました。理事会はさらに、スティーブン R. ブラウン氏、李東建氏、アン L. マシューズ氏、小沢一彦氏のロータリー財団管理委員としての選出を確認しました。
理事会は、クリンギンスミス会長の推奨に基づき、2010-11年度RI委員会および支援グループを設置し、その責務内容を承認しました。理事会は、2012年国際大会において選挙されるRI理事を指名するために、第1、5、9、14、18、23、25、28、31ゾーンが、2010-11年度に理事指名委員会の委員を選出することに同意しました。
理事会はまた、収入84,938,000米ドルおよび支出84,054,000米ドルの2010-11年度RI予算を確認し、さらに、使途不指定の年次プログラム基金への寄付による財団プログラムのために、ロータリー財団の2010-11年度予算93,157,000米ドルを承認しました。