2007-08年度理事会会合の抄録
2008年6月
2007-08年度のRI理事会の第4回(最終)会合が、2008年6月6日から10日にわたり、米国イリノイ州エバンストンにおいて開かれました。2008-09年度のRI理事会の第1回会合は、米国カリフォルニア州ロサンゼルスにて開かれました。これらの会合において、理事会は、17の委員会報告を検討し、また103件の決定を記録しました。
クラブおよび地区に関する事項
理事会は、ワリー・エ・フトゥーナ諸島(南太平洋のフランス領ポリネシア諸島域)にロータリー・クラブ拡大の門戸を開き、これを第9920地区の一部としました。理事会はまた、オマーン、カタール、クウェート、イエメンをはじめ、同地域のほかの国々におけるロータリー拡大活動を継続するよう、中東・地中海諸国へのロータリー拡大委員会に要請しました。
地区レベルの選挙に関し、理事会は、「地区は、地区の構成部の間で役職を回り持ちとする任意のシステムを採用できるが、この任意の回り持ちのシステムに反して立候補することを望む候補者がいる場合、この候補者を指名委員会またはクラブ投票の候補者リストから排除することはできない」ことに同意しました。回り持ちのシステムを守るべきだとして候補者を排除したり、選挙に影響を与えたりする行為は、容認されません。
理事会は、地区ガバナーへの経費支払い方針の見直しを行い、地区ガバナーへの経費の支払いを、引き続き現地通貨で行うことに同意しました(ただしRIがその通貨を保有している場合)。ガバナーの現地通貨をRIが保有していない場合、RIは、妥当かつコスト効果の高い代替通貨を選ぶことになります。
ガバナー・ノミニーは、各自の配分予算から、地区大会の場所を決定するための会場視察を行う際に必要な旅費の支払いを受けることができるようになりました。これまで、この経費はガバナー・エレクトのみに支払われるものでした。ガバナー・エレクトは、就任までの6カ月間、ロータリーの職務目的で必要とされる妥当なコンピューター・ソフトウェアを購入するための経費を報告することができます。この経費もガバナーの配分予算から支払われることになります。
理事会は、RI加盟からの脱退を望むクラブに関する一般的な指針を採択しました。これはロータリー章典2.010.4項に記載されます。
理事会は、RIの包括的Eラーニングの提案書を検討しました。また、効果的な研修方法としてのEラーニングの価値を認め、Eラーニング開発のための財政的支援を増やすことを決定しました。
RI 管理運営および財務に関する事項
理事会は、2008年1月の会合で、34のゾーンおよびゾーン内セクションの再編成を行い、新ゾーン構成への切り替えの実施スケジュールを立てる委員会を任命しました。6月、理事会は、改定されたゾーン境界に若干の変更を加え、また、新ゾーンが2009年7月1日から有効となることに同意しました。従って、新ゾーン構成は、2008-09年度のロータリー研究会、RI委員会と財団委員会、その他の任命に影響を与えることはありません。しかし、2009-10年度に新ゾーン構成に基づいて理事および次期RI会長を選出する指名委員会は、2008年7月1日より新ゾーン構成に従って選ばれることになります。理事会はまた、今会合において、将来のRI理事選出のためのローテーション・スケジュールを採択しました。
理事会は、2009年(バーミンガム)国際大会において選挙される理事ノミニーを選ぶため、2007-08年度に結成され、2008年9月に会合を開く国際ロータリー理事指名委員会の招集者、期日、場所を指定しました。理事は、2007-08年度のゾーン3、8B、10、12、16、26、31、34から選ばれます。
理事会は、以下の文章をRIボランティアの旅行方針に追加しました。
- 事前購入による割引を利用するため、RIの費用で出張する者は、正式な旅行許可が下り次第、直ちにRITSに連絡するものとする。この許可には、この出張任務の資金を出すRIまたは財団のコストセンターおよびアカウント番号が含まれる。これらの番号を、旅行要請書式に記入しなければならない。国内出張はすべて出発の少なくとも16日前までに、海外出張は出発の24日前までに発券されるべきである。
ポリオ撲滅のためのゲイツ財団補助金に米貨1億ドルを組み合わせるというロータリーの義務を支援するため、理事会は、今後3会計年度(2011年6月30日まで)、ロータリー提携カードのロイヤルティーを、補助金への組み合わせとして配分することに同意しました。
RI プログラム、コミュニケーション、褒賞に関する事項
財団管理委員会が2008年4月会合で採択したロータリー財団未来の夢計画を検討した結果、理事会は、同計画の6つの重点分野とともに、2010年7月1日から試験的地区(選出は後日)を開始することを承認し、全ロータリー・クラブと地区に対してこれら重点分野のプロジェクトと活動を実施するよう奨励しました。重点分野は次の通りです:平和と紛争予防/紛争解決、疾病予防と治療、水と衛生設備、母子の健康、基本的教育と識字率向上、経済と地域社会の発展。
理事会は、RIの第二の奉仕部門である職業奉仕に対する取り組みを強化する複数の決定を行いました。職業奉仕の真の重要性をロータリアンに伝え、地区職業奉仕セミナーを計画し、クラブと地区の職業奉仕委員長のためのセミナーを開催し、職業奉仕の研修と情報交換に関するワークショップを計画するよう、クラブと地区に奨励しました。理事会はさらに、職業奉仕の成功談を、ロータリー研究会、国際協議会、国際大会に毎年盛り込むよう要請しました。
2008年1月理事会会合
理事会議事録:2008年1月 (EN)
2007-08年度RI理事会の第3回会合が、2008年1月22日から25日まで、米国イリノイ州エバンストンにて開かれました。この会合において、理事会は、11の委員会報告を検討し、また83件の決定を記録しました。
クラブおよび地区に関する事項
理事会は、いくつかの地区に対し、地区合併の締切日を2008年12月31日に延期しました。この対象となったのは、地区あたり30クラブおよび1000名の会員という最低規模の要件を満たしていないものの、会員増強の傾向を見せている地区です。理事会は、6つの地区を新しく3つの地区に統合する決議を行い、最低要件を達成した20の地区を祝いました。
ガバナーの任期をさらに徹底して評価できるよう、理事会は、ガバナーの報告書の提出締切日をガバナー就任年度の5月15日に延期しました。
RI管理運営および財務に関する事項
理事会が各ゾーン内のロータリアン数をほぼ等しくするためにゾーンの構成を定期的に見直すことを義務付けるRI細則に準拠し、理事会は、2008年1月理事会議事録の補遺資料に示されている通り、34のゾーンおよびゾーン内のセクション区分を再編成し、これをRIのウェブサイトで公表します。理事会はまた、この新しいゾーン構成への移行計画を立案する委員会を任命しました。
理事会は、ロータリアンの研修の一環としてEラーニングを活用する可能性があることを認識し、Eラーニングを将来の業務過程に組み込み始めること、また次回の理事会会合で検討するため、Eラーニングの総合的な提案書を作成することを事務総長に要請しました。
理事会は、理事会執行委員会委員であったラファエル・バロッタ・ダックアペンデンテ理事の後任に、キエール・アケ・アケッソン理事を選出しました。
RIプログラム、コミュニケーション、褒賞に関する事項
ロータリー地域雑誌が地元のロータリアンのニーズを十分に満たすものとなるよう、理事会は2008-09年度に全地域雑誌について、読者調査を実施するよう事務総長に要請しました。「ザ・ロータリアン」誌の海外定期購読料は、2008年7月号より、年間米貨12ドルから24ドルへ引き上げられることになりました。
理事会は、飢餓・栄養失調を緩和するためのロータリアン行動グループを新たなグループとして承認しました。クラブと地区は、ロータリー財団および小口融資(マイクロクレジット)に関するロータリアン行動グループを通じて、小口融資プロジェクトに参加するよう奨励されています。
理事会は、5つのロータリー親睦活動を終結しました。また27の親睦活動に対し、2008年4月1日までに活動改善に関する報告または証明を提供するよう義務付け、これが守られない場合は終結せざるを得ないとしました。
理事会は、大きな成功を収めている広報補助金プログラムを2008-09年度も継続することに同意しました。これは、地元で行う広報活動のために競争制の下、総額米貨200万ドルの補助金を地区に提供するものです。
国際会議に関する事項
理事会は2016年国際大会の開催地を韓国ソウルと暫定的に決定し、2015年国際大会はラテン・アメリカまたは米国西部で行われるべきであることを再確認しました。
2007年11月理事会会合
理事会議事録:2007年11月 (EN)
2007-08年度RI理事会の第2回会合が、2007年10月29日から11月2日まで、米国イリノイ州エバンストンにて開かれました。この会合において、理事会は、17の委員会報告を検討し、また112件の決定を記録しました。
クラブおよび地区に関する事項
2007年規定審議会は理事会に多数の決議案を付託し、検討を求めました。理事会は、2007年6月の会合で、これら決議案の多くに回答しました。この会合において、理事会は、さらなる検討の時間を設けるために、いくつかの決議案の審議を11月会合まで先延ばしすることを決定しました。これらの決議案について、理事会は下記を決定しました。
- 新規の組織的プロジェクトについて、「ポリオ・プラス・プログラムが成功し、完了するまで、そのほかの国際的プログラムは検討しないこととする」と述べた方針を再確認する。
- 長期的な復興活動の利点を認識し、従って、迅速な災害救援のための実行グループの設立を支持しない。その代わりに、理事会は、災害への対応に関心のあるロータリアンに対し、定評のある災害救援団体との協力を奨励する。
- RIはロータリアンが利用できるさまざまな通信物や情報リソースを有していることに触れ、こうしたリソースをより一層推進するよう事務総長に要請する。
- 事務局が引き続きコスト削減の機会を検討し、その削減を図っていくこと、および理事会とRI委員会が引き続きコスト削減とコスト効率に取り組んでいくことに留意し、コスト削減チームを任命することに同意しない。
- インターネットによる会議ソフトウェアとそのプラットフォームをクラブに提供するためのニーズ分析を実施するよう、事務総長に要請する。
理事会は、国際ロータリー会員組織地域コーディネーター(RRIMC)の人数を、44人から64人に増やし、RI会員組織ゾーン・コーディネーターの役職を廃止しました。これは、2008年7月1日から有効となります。理事会はさらに、RRIMCの主たる役割が、地域レベルの研修をはじめとするその他の適切なワークショップやセミナーを通じて行う地区会員増強委員長および委員会に対する研修であることに同意しました。
最近開かれた会員増強に関する会長主催会議の成功とその可能性に留意した上で、理事会は、これらの自己採算性の会議が、今後2年間にわたりロータリーの世界各地で引き続き行われること、また、会員増強と退会防止のみに集中してこうした会議を行うことを推奨しました。理事会はさらに、各会長主催会議が、事務総長に財務報告書を提出するよう要請しました。
理事会は、新会員を直ちにRIへ報告するようクラブに奨励しました。クラブは、ロータリーに会員が入会してから180日以内の比例人頭分担金および半期人頭分担金すべてを含め、新会員の財政的義務を全面的に満たす義務があります。
アフリカにおけるロータリー平和フォーラムでの決議に基づき、理事会は、2007-08年度のアフリカ支援グループ(Reach Out to Africa Resource Group)の任命を承認するとともに、この支援グループのメンバーとなるようロータリアンに招請状を送付するよう、また、メンバーの責務内容を決定するよう会長に要請しました。
ガバナー・エレクト研修セミナーの改善に関する継続的な話し合いにおいて、理事会は、画期的な独立学習法を用いた代替カリキュラムを開発するよう事務総長に要請し、そのようなカリキュラムを、自発的参加を基本として2009年と2010年の3~5回のロータリー研究会において2年間の試験的プロジェクトとして実施するよう求めました。
RI管理運営および財務に関する事項
理事会は、RI長期計画のさまざまな要素に関する役割と責務を定め、RI委員会に各優先項目を割り当てました。これら委員会は、今後のさらなる計画、実施、モニタリング、理事会への報告を行っていくことになります。理事会はさらに、新職業奉仕委員会を承認し、この委員は会長により任命されることになります。理事会は、計画の最優先がポリオの撲滅であると確認するとともに、計画のそのほかの優先項目はどれもが等しく重要であるとしました。
理事会は、李会長エレクトの選出した、2008年7月1日からロータリー財団管理委員を務める4名の卓越したロータリアンを承認しました。これらは、ウィリアム B. ボイド、サミュエル A. オクズエト、ジョン F. ジャーム、裵 渡(ドウ・バエ)の各氏です。
理事会は、名称に「ロータリー」という言葉を用いる非公式なロータリー・プログラム、グループ、組織、または、ロータリアンからの支援や参加を求める非公式なロータリー・プログラム、グループ、組織が、毎年10月1日までに、そのメンバーと参加者に対し、また、要請があれば事務局に対して、年次財務表を提出するよう要請しました。
理事会は、2006-07年度のRIの財務結果に関する監査済み諸表と報告書を受理しました。これらの結果は、年次報告書に掲載されます。
RIプログラム、コミュニケーション、褒賞に関する事項
ローターアクトの件についての話し合いの中で、理事会は、ローターアクトに関するRIの常設委員会の構成、人選、資格基準の方針を定めました。理事会はまた、同人数のロータリアンとローターアクトの委員から成る1つの合同ローターアクト委員会を地区が任命することを推奨しました。また、理事会は、地区ガバナーのクラブ公式訪問にローターアクト・クラブが参加できるよう、提唱ロータリー・クラブがローターアクト・クラブを招くべきであるという意見で一致しました。さらに理事会は、将来のロータリアン候補者として、元ローターアクターの学友データを収集し、維持するよう地区に奨励しました。
理事会は、インターアクト・プログラムをさらに発展させるための数々の事柄を実行するよう地区に奨励しました。これには、対象年齢を過ぎたインターアクターあるいは移転するインターアクターに対して、ローターアクト・クラブや新しいインターアクト・クラブを紹介すること、インターアクト・クラブの活動のための保護者の同意書(または適切であれば免責同意書)を作成すること、インターアクト、ローターアクト、RYLA、青少年交換といったプログラムで卓越した奉仕・貢献を果たした全参加者を表彰することなどが含まれます。
理事会は、ロータリアン行動グループが理事会の認定を引き続き保持すべきかどうかを話し合うロータリアン行動グループ委員会による3年に1度の審査を行うことを決定するとともに、ロータリアン行動グループの財務報告要件を修正し、有料の会計士を雇う代わりに監査委員会を活用することをグループに認めることとなりました。さらに理事会は、災害救援のロータリアン行動グループと、ロータリアン・シングルス親睦グループ(Rotarian Singles Fellowship)を認定しました。
ヒンディー語を母国語とするロータリアンの人口が多いことを受け、理事会は、2008年7月1日より、新しい出版物および(または)改訂出版物について、ヒンディー語に翻訳されたロータリー文献を提供し始めることに同意しました。
理事会は、2007-08年度国際ロータリー超我の奉仕賞の受賞者150人を選出しました。本賞は、これまで顕彰されることのなかったロータリアンによる継続した模範的な人道的奉仕活動を表彰するものです。受賞者の氏名は、ロータリー年度末に発表されます。
国際会議に関する事項
理事会は、「Bound for Birmingham」を2009年国際大会のテーマとして承認するとともに、2009年国際大会の公式大会前行事としてロータリー世界平和シンポジウムを含めることを承認しました。理事会はまた、2015年と2016年のRI国際大会を、ラテンアメリカ、韓国、米国西部のいずれかで開催することに積極的な姿勢を示しました。
国際ロータリー理事の紹介