Rotary.org: 管理委員長 - 管理委員長の思い

管理委員長


 管理委員長の思い

 
 

2013年 5月

5月、私の母国カナダは美しい季節を迎えます。長い冬が終わり、草木が花を咲かせるにつれて、人々の心も新たな希望に満ちてきます。季節の変わり目はまた、ロータリアンが本年度の目標に向けて新たな行動を起こす良い節目でもあります。

ロータリアンが毎年行う寄付の一つひとつが、ひいては大きな違いを生んでいきます。ロータリー財団は、ロータリアンが土台から世界平和を築き上げることを可能にします。まだ財団を通じて人道的または教育プロジェジェクトを実施したことがないクラブでは、ぜひ実施をご検討ください。

今ならまだ、本年度の目標に向けて、村々にきれいな水を提供し、少女たちに学校教育の機会を提供し、貧しい妊産婦に適切な医療が利用できるよう、寄付を行っていただけます。クラブや地区のロータリアンがどのようなかたちで寄付をすることができるか、地区ロータリー財団委員長にご相談ください。

現在の不況が、ロータリアンを含む世界中の人々の生活に悪い影響を与えていることは確かです。しかし、どのような財団プログラムやプロジェクトであれ、資金なしに立ち上げることはできません。ですから今こそ、財団は皆さまのご支援を必要としています。世界120万人の会員すべてに参加していただければ小額の寄付でも全体で十分に資金を集められるかもしれません。しかしそれが現実でない以上、ロータリアンそれぞれの状況に応じて、何らかのご寄付を行っていただくようお願いいたします。

すでに寄付を寄せていただいた方々には、心よりお礼申し上げます。そうでない方々には、この5月がロータリー全体そしてロータリー財団にとって素晴らしい一月となりますよう、皆さまのご協力をお願いいたします。


2013年 4月

ロータリーは、人々が親睦の下に集まり、世界でよいことを行うという結末を迎える物語であると、私は国際ロータリー会長であったときに述べました。ロータリアンの活動により地域社会や人々の生活が改善される様子を何度も見てきましたが、これらの活動は、多くの場合、地域社会のニーズを特定しようと、クラブ会員が例会で話し合ったことに端を発しています。

4月は、ロータリー・クラブがより良い世界を目指して活動するための多くの機会が巡ってきます。世界保健デー、アースデー(地球の日)、地雷への理解を深める国際デーなどが4月に集中し、いずれもロータリーの6つの重点分野に関連しています。これらの機会を生かせば、ロータリアンは効果的な奉仕を実施できると思います。

地域社会があればこそ、私たちは活動できます。活動の物語を地元に伝える上で、ロータリーの地域雑誌は重要な役割を担います。4月はロータリーの雑誌月間でもあるため、地域雑誌を後押しする絶好の機会となります。

活動を支えるために、ロータリー財団は存在しています。大半の活動には資金が必要となりますが、ロータリー・クラブは、ロータリー財団の地区補助金や、大規模な活動を支援するグローバル補助金を利用できます。そして、ロータリー財団と、世界でよいことをするクラブの活動を支えているのは、皆さまからの寄付にほかなりません。

ポルトガルのリスボンで開催される国際大会の場で、2012-13年度、すべてのロータリアンによる寄付が実現したと発表できることが、今年度の私の目標です。

ご支援のほど、よろしくお願いいたします。


2013年 3月

3月を転機として

3月は、私たち一人ひとりがロータリーでの活動の成果を振り返る時期となります。世界ローターアクト週間、国際女性デー、世界水の日、識字率向上月間を迎え、いずれもロータリーが世界で行う素晴らしい活動の数々を再認識する機会となります。

私は世界各地を訪れる中で、ロータリー・ファミリーの一員であるローターアクターたちの貢献に心を動かされました。また、国際ロータリー理事会では理事を務める素晴らしい女性と活動をともにする機会に恵まれました。そしてロータリーの重点分野の一つであり、世界人口の増加に伴ってますます重要となる水と衛生の課題においても、ロータリー財団は飛躍的な進展を遂げることができました。

今月は識字率向上月間ですが、私はこれまで、ロータリアンが地元地域を支援し、シンプル、創造的、持続可能な方法で人々に教育を提供する様子を幾度となく目にしてきました。健康で豊かな生活を送るには識字能力が欠かせません。ロータリアンは、地元の学校におけるボランティア活動、大人や子どもを対象とした語学力集中研修(CLE)やコンピューターを使った識字教育、教科書の提供など、さまざまな方法を通じて何千人もの人々を支援しています。

こうして目標や功績を振り返ると、私たちは今、重要な転機にあると言えるでしょう。これから達成すべき目標にしっかりと目を向け、活動の勢いを保ちながら、ロータリーの活動を広く伝え協力をお願いすることを忘れてはなりません。ロータリーにおける今月の重要性をクラブで確認し、来年の3月にはさらに大きな活動の成果をお祝いできるようにしましょう。 


2013年 2月

世界で平和を築くために

ロータリーは、親善と理解を推進するために築かれました。これらは私たちの使命となり、活動の一部にもなっています。ロータリー財団には6つの重点分野があり、その一つひとつが重要なものです。しかし、そのどれもが世界の平和につながればこそ大きな意義があります。世界が平和でなければ、2月20日の世界社会正義の日も、2月23日の世界理解と平和の日も、真の意味で祝うことはできないでしょう。2月23日はまた、ロータリーの創立108周年を祝う記念日ですが、それも私たちが平和のために活動を続けてきたからこそ、意義ある日となります。

クラブを通じて、また財団を通じて、私たちには世界で平和を築くための方法が無数にあります。世界的な保健活動で史上最大の取り組みであるポリオ撲滅活動は、平和の推進にも大きな貢献を果たしています。民間と公共部門の協力関係を築き、貧困地域で必要とされる医療インフラとモニタリング制度を整えたほか、全世界の人々に健康をもたらすには1人残らずすべての子どもたちを守らなければならないことを実証しました。

平和は分かちあいの心から始まります。ロータリアンは何をすべきであるかと問われれば、私は「ロータリーは分かちあいの心」であると考えます。ロータリーの世界理解月間である今月、地区、クラブ、ロータリアンは、平和のための活動をぜひご計画ください。 


2013年 1月

大きな変革の年

ロータリー創立108周年を迎える2013年、ロータリアンの皆さまにとって実り多き一年となることをお祈りいたします。今年は、新しい補助金モデル、未来の夢が7月に全世界導入される変革の年でもあり、全ての地区で円滑に導入が進むことが期待されています。

新しい補助金の一つ、新地区補助金では、より多くの裁量が国際ロータリーから地区に移り、国内・海外のプロジェクトを問わず、ロータリアンが自ら目標を定める可能性が広がります。これによって地区のロータリアンは、財団のリソースを賢明に活用し、重要な決定を行っていく上で、今までより大きな責任を担うことになります。

1月に米国サンディエゴで開催される国際協議会で行われるガバナー・エレクトの研修は、未来の夢の成功を確固としたものにするための投資でもあるため、多大なエネルギーが注がれます。地区のリーダーは、2012-13年度の活動をサポートし、2013-14年度にロータリーをさらに大きな成功へと導くために、サンディエゴでみっちりと研修を受け、「世界でよいこと」をするための万全の心の準備をして帰国されるでしょう。


2012年 12月

目標達成に向けた成果を確認する

早くも12月の家族月間を迎え、時の流れの速さに驚かされるばかりです。ロータリー年度も間もなく中間点を迎え、2012-13年度の目標達成に向けた進捗を確認すべき時期にあります。私たちの約束や努力が形を成し、目標を確実に達成できるようにする必要があります。

12月はまた、さまざまな問題に考えをめぐらせる時期でもあります。この月には、世界エイズデー、国際ボランティアデー、世界人権デーがあり、それぞれが、ロータリー財団の標語「世界でよいことをしよう」を改めて志す重要な機会となります。多くのクラブがエイズ問題に取り組み、世界各地で「奉仕を通じて平和を」実現するためにボランティア活動に励み、そして人権問題にも数え切れないほど多くの人々が声を上げています。

ロータリー財団は2012-13年度の目標に向けて着実な進展を遂げているとご報告することができ、誠に嬉しく思います。これも、一人ひとりのロータリアンのおかげであると心より感謝しております。この喜ばしい報告をもって、晴れやかな年末年始をお過ごしください。皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げるとともに、2013年もよろしくお願いいたします。


2012年 11月

管理委員長の思い

長期的な視野で見る

来年7月1日の未来の夢全地区導入に向けて、準備もいよいよ最終段階に入りつつあります。未来の夢の目標は実にシンプルです。それは、ロータリー財団が世界でよいことを続けられるようにする、また、ドルであれ、円であれ、財団の資金を1銭も無駄にせず活用できるようにすることです。

私たちは、ロータリーのどのような活動においても、最大限の成果を目指して努力します。「持続可能性」を考えることもその努力の1つです。プロジェクトの成果が何年も続くよう、またロータリアンの関与が終わった後も、人々の生活を引き続きより良くしていくことです。例えば、ポリオが撲滅されれば、将来生まれてくるすべての子供たちがその恩恵を受けることになります。「ポリオ・プラス」はロータリーの中でも特別なプログラムですが、このような長期的な視点を、ほかの活動にも取り入れていく必要があります。

未来の夢の目標の一つは、あらゆる面で長期的視野を重視することです。そのような視野に基づいて、ロータリー財団と年次基金への支援を優先させることが大切です。「毎年あなたも100ドルを」の下、一人当たり平均100ドルの寄付を毎年行うよう奨励されていますが、これが達成されれば、毎年、ロータリーの奉仕活動のために1億2,000万ドルを確保できることになります。会員一人ひとりが、ロータリー財団を支え、そのための投資を行うなら、ロータリー財団は真に“私たちの財団”となるでしょう。


2012年 10月

管理委員長の思い

職業奉仕の可能性をVTTで広げよう

来年度からすべての地区が、財団の補助金で職業研修チーム(VTT)を派遣できるようになります。VTTでは、ロータリアンとロータリアン以外の人たちからなる職業人グループが、人道的ニーズに応えるために海外を訪れ、特定分野の研修を実施したり、自ら知識や経験を学んだりします。

VTTは、従来の地区補助金(DSG)で研究グループ交換(GSE)チームを派遣したように、新地区補助金とグローバル補助金でチームを派遣できます。新地区補助金を利用する場合、重点分野の要件はなく、例えば試験地区の第6200地区と第9600地区は、この方法で石油流出による環境問題に取り組むVTTを実施しました。

地区によっては、GSEプログラムが終了することに懸念を抱いているのも現実です。しかし、これまで毎年、GSEの要件を満たす専門家を見つけることが困難で、そのため財団がGSE指針の例外を認めなければならなかったという状況がありました。VTTでも、新地区補助金を利用することによって、柔軟に、GSEのような活動を行うことが可能です。

GSEとは異なり、VTTでは参加者の年齢や活動期間に関する制限はありません。また、多くのGSE参加者が望んでいた、長期的な影響を与える実地参加の活動もできます。GSEで培った職業研修に対する情熱を、よりダイナミックに新しい方法で行うもの、それがVTTです。

来年7月1日、未来の夢の全世界導入後、すべての地区にVTTで人道的奉仕を行う機会を活用していただけることを願っております。もちろん、GSEのような活動も財団補助金の支給対象となりますので、新地区補助金を活用してぜひ行ってください。


2012年 09月

財団の活動と成果を伝える

7月のメッセージは、2012-13年度の財団目標に関するものでしたが、8月は、その目標を達成するための計画に触れたいと思います。

目標と計画を既に立て、十分な準備を整えて新年度を迎えられたクラブと地区もあると思います。その一方で、私の50年近いロータリー経験から申し上げますと、今から計画を始めようというクラブも少なくないと思います。そうしたクラブのために、行動計画のアイデアをご紹介します。            

まず、財団の素晴らしい活動を例会で紹介することです。最近行われたマッチング・グラントのプロジェクト、研究グループ交換、職業研修チームについて報告したり、元ロータリー平和フェローや国際親善奨学生を招いて講演してもらうとよいでしょう。ポリオの予防接種活動に直接参加したことのあるロータリアンがクラブや地区にいれば、そうした方々からお話を聞くのも効果的です。

世界各地におけるロータリー財団の活動を紹介した後は、参加と寄付の両面から支援を呼びかけましょう。地元でプロジェクトの実施を話し合ったり、会員全員や会員以外の方々にも寄付をお願いし、ポール・ハリス・フェロー、大口寄付者、遺贈友の会会員の認証を推進するのもよいでしょう。例会で財団に関する発表や報告を行ったことがきっかけとなって、アーチC. クランフ・ソサエティへの入会を考える方もいるかもしれません。

私からのお願いは、ロータリアン一人ひとりが何かを実行すること、さらにほかの人にも行動を呼びかけることです。

世界はロータリーを必要としています。そしてロータリーは、世界でよいことをするために、志を同じくする人々からの協力を必要としています。


2012年 08月

ロータリアン全員が一丸となって目標達成を

バンコク国際大会にて、私は本年度におけるロータリー財団の5つの重要な目標についてお話いたしました。これらの目標を達成するには、クラブ会長、地区ガバナー、RI理事、財団管理委員などのロータリーのリーダーだけでなく、120万人のロータリアン全員が一丸とならなければなりません。

財団が寄付目標を達成するためには、今年度、すべてのロータリアンとクラブからのご寄付が必要となります。また、未来の夢計画の全地区導入を成功させるためには、地区はRRFCや地区役員と協力し、新補助金モデルについて学ばなければなりません。これにより財団は、コスト効率のよい充実した活動を通じて、世界でよいことができます。

効率をよくすることは、「奉仕を通じて平和を」の年次テーマを支えることにつながります。具体的な例としては、DDF(地区財団活動資金)使用においてクラブと地区の資金管理体制を整えることがあります。

どのような目標を達成するにも、計画が必要です。クラブは既に今年度の目標を設定したことと思いますが、今こそ、その目標達成のために行動を開始する時です。また、すべてのロータリアン、クラブ、地区にロータリー財団の活動にご参加いただきたいと思います。財団補助金のプロジェクトを実施したり、ロータリーが日々達成しているよいことを一般の方に伝えたり、教育的・人道的活動を支援するために募金活動を行うなど、方法はさまざまです。ロータリーが2012-13年度の目標を達成できるよう、皆さま一人ひとりの積極的な参加をお願い申し上げます。ロータリアン一人ひとりが責務を果たし、積極的に参加すれば、この目標は必ず達成されるでしょう。

ロータリアンの皆さま、今すぐ行動しようではありませんか。


2012年 07月

今年度の目標

ロータリー財団管理委員長の任務を引き継ぐことは大変なことで、ビル・ボイド元RI会長のような多大な貢献をした方から引き継ぐとなれば尚更です。とはいえ、任務について知らないというわけではありません。財団がこれまでに達成し、これから実践していく活動を熟知し、敬愛することなしに、50年もロータリアンを続けることはできません。

私の任務は、寄付を募り、賢く投資し、効果的に資金を利用する3点に絞られます。今年度を真に実り多いものとするには、管理委員と共に計画を練り、すべての地区とクラブ、そして一人ひとりのロータリアンに計画に加わってもらう必要があります。私たちは、5つの目標があります。

1: ポリオを撲滅する。

2: 2013年7月1日の「未来の夢」全地区導入に向け、地区とクラブの研修を行う。

3: 田中作次RI会長と力を合わせて「奉仕を通じて平和を」のテーマの実践に努める。財団プログラムを通じて充実した奉仕ができれば、きっと平和をもたらすことができるでしょう。

4:財団へ大きな信頼を託し、世界中のロータリアンとクラブに年次寄付を支援してもらう。大切なのは寄付する気持ちで、その額ではありませんが、一人当たり少なくとも100ドルという設定があれば、年次寄付は大きな支援を受け、それだけ奉仕も前進させることができるでしょう。

5: 地区やクラブに資金管理の方針を守ってもらう。未来の夢では、地区やクラブが資金の用途を決定し、人道的プロジェクトを実施する必要があるため、資金管理が重要になります。これにより、ロータリーの透明性と、責任ある資金管理の定評が守られます。

これらの目標の難易度は、地区やクラブによって異なるかもしれません。しかし、レイ・クリンギンスミスRI元会長が唱えた「より大きく、豊かで、大胆な」ロータリーを実現するには、熱意と確信を持ってこれらの目標に取り組むことが不可欠となります。

ウィルフリッド J. ウィルキンソン
財団管理委員長