Rotary.org:

世界的な金融市場とそのロータリーへの影響に関するご報告


 
 

ロータリアンの皆さま  

財務状況に関する2月12日のご報告以来、世界的な不況はさらに悪化しています。また、金融市場は、暴落を続けています。このような状況に伴い、RIとロータリー財団の投資状況にも影響が出ており、2月28日現在、RIでは約2,600万米ドル、ロータリー財団では約2億2,200万ドルの含み損(未実現損失)が生じています。これまでの2週間に市場は多少上向きになりましたが、それでも極めて不安定な状況となっています。

当面は現在の経済状況が続き、奉仕団体や慈善団体にも課題を突きつけるであろうと予想されています。また、連邦準備金制度および財務省の方針が金融市場に与える短期的・長期的影響は、予測しがたい状況となっています。

このような中で、ロータリーは幸いにも健全なキャッシュフローを維持しており、運営費に充てるために投資株を売る必要は生じておりません。会費やそのほかのサービス・活動からの収入は前年度より増え、収入予算を上回っています。また、財団へのロータリアンからの寄付も昨年度と比べ600万ドル増えています。今会計年度にはすべての不必要な裁量支出を削減したほか、次会計年度も、ロータリアンの皆さまとクラブへの支援の質を落とすことなく、支出を抑えていくために最善の努力を尽くしております。

財団の投資価値の大きな下落により、財団の運営予備金が減少したことを受けて、管理委員会は、現在の経済危機にもプログラムと運営を続けていくために、やむなく具体的な措置を取ることとなりました。1月の管理委員会会合で、今会計年度の国際財団活動資金(WF)のプログラム使用予算を1,630万ドル削減することを決定しました。既に実施が予定されているプログラムに資金を提供するとともに、このような状況下で財団の長期目標を達成していくために、今後、管理委員会は、2009-10会計年度以降に向けた措置についてさらに検討していく予定です。以下は、財団の運営に関してこれまでにロータリアンから寄せられた質問と、それに対する答えです。

  • ロータリーの2億ドルのチャレンジは、ポリオ・プラス基金の投資損失を補うために始められたのですか。
    いいえ。昨年に始まった経済危機以来、一貫してご報告してきた通り、ポリオ・プラス基金は、主に短期の米国債に投資されており、プログラムを継続していくのに十分な安定した収益を出しています。
  • 国際財団活動資金(WF)の削減に伴い、地区は、2008-09年度の未使用分の地区財団活動資金(DDF)を次会計年度に繰り越すことはできますか。
    はい。管理委員会は、国際財団活動資金の削減をやむなく決定しましたが、DDFは通常通り使用できるようになっています。
  • 現在の不況のために、未来の夢計画は延期されますか。
    次年度以降に向けて多くの措置が検討されていますが、未来の夢計画は、財団の運営をより効率的にし、費用効果を高めることを目的としています。試験段階は、長期計画の優先事項であり、予定通り実施されます。

これらの情報が皆さまのご参考となれば幸いです。このようなご報告により、ロータリーの財務状況について会員の皆さまが混乱されることなく、正確な状況を把握していただけることを願っております。今日の不安定な市場により、今後の状況は予測がつきにくくなっておりますが、ロータリアンのシニアリーダーならびに職員は、慎重を期して現在の状況に対応しています。

このような経済混乱の中でロータリーを先導しているRI理事会、財団管理委員会、その他のリーダーは、長期目標の達成に影響を与えることなく、ロータリーの資産を保護するために最善を尽くしております。ロータリーの資産を守ることが私たちの責務である一方、ロータリーの奉仕と人道支援への緊要なニーズが高まっていることも私たちは理解しています。このような危機下においても、山積みとなった世界の問題に対してロータリーが提供できることは無数にあります。私たちは、増え続けるニーズに応えるために、ゆるぎない精神で取り組んでいかなければなりません。ロータリーの使命の遂行には、資金のみならず、世界中の33,000の地域社会で奉仕に取り組む120万人の会員が必要とされているのです。

エド・フタ(布田)

注:財務に関する情報は、ウェブサイト(www.rotary.org )をご覧ください。
ウェブサイトには、財務諸表、年次報告書、政府への手続文書をはじめとすつ国際ロータリーとロータリー財団の財務情報のほか、よく尋ねられる質問や事務総長からのメッセージが掲載されています。これらの資料は、ウェブサイトの「財務」のページからご覧いただけます。