世界的な金融市場とそのロータリーへの影響に関するご報告
国際ロータリー・ニュース:2009年6月3日
ロータリアンの皆さま
ロータリーの財務状況に関するメッセージをお送りした4月2日以来、財務状況に緩やかな改善が見られたことをここに謹んでご報告いたします。3月と4月に、国際ロータリーとロータリー財団の両組織で好ましい投資結果が見られ、本会計年度において初めて2カ月連続での投資の伸びが見られました。この結果、2月の時点で2,600万ドルだったRIの投資損失は4月30日現在で1,800万ドルにまで減少し、また、財団の投資損失は2億2,200万ドルから1億8,700万ドルに減少しました。現在までの損失の大半は、含み損(未実現損失)であり、市場が回復すれば状況は好転すると思われます。
クラブ会費からの収入は予算を若干上回っており、財団への寄付総額は昨年と同レベルを保っています。しかし、「ロータリーの2億ドルのチャレンジ」を受けて寄付が年次プログラム基金からポリオ・プラスに充てられるという大きな転換があったため、財団の運営資金が減少する結果となりました。このため、近い将来、財団の運営費に充てるために投資債権の一部を売却していくことになります。 前回のメッセージでお伝えしたように、地区財団活動資金(DDF)は現在も確保されています。また、RIと財団の運営費はほとんどの分野で予算を下回る好ましい状況を維持しており、この状況は本会計年度末まで持続すると見込まれています。
4月にRI財務委員会は、支出の厳重な抑制と均衡が組み込まれた2009-10年度のRIの運営予算提案書を徹底的に検討しました。 同委員会は、6月のRI理事会会合でこの予算を承認するよう、理事会に推奨しました。RIの一般余剰資金については、2009-10年度を通じ、RI細則が掲げる85パーセントの水準以上を維持するものと現時点で見込まれています。
また、ロータリー財団管理委員会は、4月に2009-10会計年度の運営緊縮予算を承認しました。 この概要については、ジョナサン・マジィアベ・ロータリー財団管理委員長からのメッセージをご覧ください。
20年以上にわたり、財団は、年次プログラム基金の投資収益によって運営されてきました。これによって、管理委員会がロータリアンからの寄付の全額を人道的・教育的・文化的プログラムとプログラムの運営に充てることが可能となってきました。また、この期間 、財団管理委員会は約1億ドルにも及ぶ投資収益を、ポリオ・プラスや子供たちのための機会補助金をはじめ、その他の人道的プログラムに費やしてきました。しかしながら、現在の財務状況により、今後数年間は、これまでのような方法で財団の運営資金を確保することができなくなる可能性が出てきました。 これを受けて、 管理委員会の要請により、ジョナサン・マジィアベ管理委員長は、財団の予備金を元の状態に回復させるために、公正かつ効果的な複数年計画を立てることを目的とした特別委員会を任命しました。さらに現在、財団の投資諮問委員会が、ロータリアンからのご寄付の価値を守り、プログラム経費と運営費を賄うに十分な流動資産が維持できるよう、年次プログラム基金の投資方針の見直しを行っています。
私たちの財団は、過去数十年にわたり大きな飛躍を遂げました。私たちのプログラムが発展してきたのも、皆さまからの財政的支援のおかげです。ご寄付をされたことのない方は、どうか年次プログラム基金へのご寄付にご協力をお願いいたします(ご寄付は6月30日までにお願いいたします)。皆さまからのご寄付は、金額に関係なく、すべてこの上なく貴重なものです。ご支援があってこそ、ロータリー・クラブが存在する世界33,000の地域社会に違いをもたらしていけるのです。
財務に関する詳しい情報は、http://www.rotary.org/ja/aboutus/financials/pages/ridefault.aspxからご覧ください。このほかに英国バーミンガムで開かれる国際大会中に、RIとロータリー財団の昨年度の活動に関する多くの情報を含む、財務長および事務総長による国際大会での年次報告がRIのウェブサイトに掲載される予定となっております。
エド・フタ(布田)