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財団が一部プログラムへの補助金を削減へ


 
 

ロータリアン各位 

ロータリー財団管理委員会は、4月の会合で、現在の世界的な不況が、世界中のロータリアンの活動に対する財団の支援にどのような影響を及ぼしているかについて検討しました。ほかの財団と同様、ロータリー財団でも多額の含み損(未実現損失)が生じたために、今年の3月には、マッチング・グラントの申請の受付を一時保留するという決定を余儀なくされました。これらの損失はまた、次年度に支給されるプログラムの補助金額にも影響を及ぼしています。

2009-10年度のプログラム予算と運営予算に関し、管理委員会は、大変難しい決定を下しました。未来の夢計画のおかげで、私たちは長期的な観点から財団の発展に焦点を当てて考え、判断を下すことができます(その一例として、私たちの最優先活動であるポリオ撲滅活動、ならびに2010年7月に開始予定の未来の夢試験段階への資金の確保があります)。しかしながら、2010-11年度に、予定よりも早く複数のプログラムを中止するという決定が下されました。2009年7月1日をもって、以下のプログラムへの補助金(奨学金)提供が中止されます。

さらに、2009-10年度のマッチング・グラントのための国際財団活動資金は950万米ドルとなり、これは2008-09年度当初の予算を70パーセント下回る金額です。地区は、予算削減の影響を受けない地区財団活動資金(DDF)を、人道的奉仕プロジェクトの実施に使用するよう奨励されています。ただし、中止される上記のプログラムにDDFを使用することはできませんのでご留意ください。 

保健、飢餓追放および人間性尊重(3-H)補助金の予算も大幅に削減され、 米国国際開発庁(USAID)との協力の下で実施される新しいプロジェクト(ドミニカ共和国、ガーナ、フィリピンにおける水・衛生改善プロジェクト)のみに資金が授与されることになります。 このほか2009-10年度には、低所得国のための奨学金共同基金、奨学生ための地域オリエンテーション・セミナー助成金、2010年度RI国際大会でのロータリー学友祝賀行事、ロータリー財団学友コーディネーターへの研修も、同様に一時保留されることとなりました。

また、管理委員会は、国際財団活動資金による研究グループ交換(GSE)についても、2010-11会計年度および2011-12会計年度の2年間にわたって交換を実施し、各年度に一方の地区のみに資金を提供することに合意しました。未来の夢計画の全面的な実施の直前、GSEプログラムの最終実施年度となる2012-13年度におけるGSE補助金に関する決定は、2010年4月の会合で行われる予定となっています。 

今回の予算に関する決定が、教育的・人道的補助金プログラムの補助金申請手続きに及ぼす影響に関しては、ウェブサイト(www.rotary.org)で詳細をご覧いただけます。 

このような措置に多くのロータリアンが落胆されるであろうことを、私たちは理解しております。しなしながら、現在の経済情勢を汲むなら、財団の2009-10年度のプログラム予算を1億5,330万ドルに抑えることは必須です。この予算額は2008-09年度の実質額の見込みをわずかに下回るもので、2008-09年度の当初の予算より2,710万ドル減となっています。未来の夢試験段階(パイロット)の業務を担当する職員の人件費を含め、2009-10年度の運営費予算は4,310万ドルで、昨年度より約160万ドル減となっています。今年度のコスト削減策により、2008-09年度の運営費は予算を約460万ドル下回るものと予測されます。 

深刻な不況の影響を受けている現在、私たちは、投資市場が好調だった時期にロータリー財団が飛躍的な発展を遂げたことを忘れてはなりません。景気が良好であったときに、私たちは世界中の差し迫った問題に取り組むために、巨額の補助金を提供してきました。ロータリアンが世界でよいことを実践し続けていけるよう、再び多額の資金を提供できる日がやってくると、私は確信しております。  

120万人のロータリアンが、変わらぬ支援を寄せてくださるなら、必ずそのときはやってきます。一部の活動に対して一時停止という措置が取られることにはなりましたが、これによりロータリーの人道的奉仕に歯止めがかかるものではありません。現在もロータリアンが財団へ惜しみない寄付を寄せてくださっているおかげで、現時点での寄付額が昨年の同時期の数字を上回っていることを、喜びとともにここにご報告させていただきます。このような支援がなかったなら、プログラムに対する削減はさらに深刻なものとなっていたことでしょう。  

この経済危機をともに乗り越えていくために、6月30日までに年次プログラム基金ご寄付いただけますよう、すべてのロータリアンに切にお願い申し上げる次第です。皆さまからのご寄付によって、緊急な人道的ニーズに応え、世界平和を築くための長期的な力を蓄えることができるのです。今日の不安定な経済状況の中、財団管理委員は職員とともに、全力で財団を守りながら、その資産を最大限に生かしていくことをお約束いたします。

ジョナサン・マジィアベ
2008-09年度ロータリー財団管理委員長